2023-2025 サステナビリティ・レポート(日本語版)

Chair assembly チェアアセンブルチームは、年間約 16 万脚のオフィスチェア・ビジターチェアの アセンブルを行っています。金属加工・塗装・アップホルスタリーチームが加工・ 製造を行ったパーツに加え、外部サプライヤーから仕入れられたパーツが、ここ に集められます。環境的側面として、照明設備の使用、アセンブル作業の補佐機器 や工具の動力源である電気と圧縮空気の消費、ならびにパーツや完成した製品 を輸送するために使用する車輌のエネルギー消費があります。全体として、チェア アセンブルチームが担う工程での環境影響は、かなり抑えられています。 Energy and heating technology 本社敷地内では、太陽光発電プラントと 2 つの太陽熱発電プラントに加え、液体・ 気体燃料のための小型燃焼システムが運用されています。 2012 年からは、暖房 に地域暖房パイプシステムから供給される、クライメートニュートラル(気候中立) な熱源も利用しています。供給されている熱源は、本社周辺のプラントで生成 されるバイオガスから生まれます。 システムの定期的なメンテナンスと検査によって、二酸化硫黄と酸化窒素の排出 量は、常に法定基準 * を下回っています。地域暖房による環境に優しい熱源を 利用することで、大気中の汚染物質は大幅に削減されました。 効果の大きいこれら を、ウィルクハーンの環境マネジメントシステムでは、 2 番目に重要な環境的側面 に位置づけています。暖房に使用する熱源を地域暖房に最大限切り替え、同時に 省エネルギー対策を行い、 CO ₂ 排出量を恒久的に抑制することに注力しています。 *section 1 BImSchV ‒ The Federal Emissions Protection Act に基づく Delivery and shipping logistics サプライヤーからのパーツ移送や製品出荷など、製品の生産プロセスには輸送 が必ず発生します。中でも飛行機による航空輸送で生じる、 CO ₂ や窒素酸化物 などの温室効果ガス排出は問題視されています。

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