緑豊かな敷地内で、生産活動とサステナビリティが、あたりまえのこととして両立しています。
水質・土壌の汚染を防ぐため、水や土壌に影響を与える可能性のあるボイラー やオイルタンクをはじめ、本社に設置されたすべての機器のメンテナンスを頻繁 に実施し、法的規制を遵守しているかの確認をおこなっています。本社敷地内で は過去 20 年間、土壌の掘り起こしや土地の封鎖をおこなっておらず、水質・土壌 への悪影響は確認されていません。 さらに、ウィルクハーンは生物多様性の保護にも力を入れています。緑地、生態学 的に設計された防火貯水池、果樹園など、ウィルクハーン本社は特に自然を大切 にしています。緑地には種が蒔かれ、野の花が咲き、昆虫たちの生息地となって います。ウィルクハーンはまた、ドワーフブナ( Fagus sylvatica var. suentelen- sis )を絶滅の危機から救うための地域イニシアティブを支援しています。
Recyclable packaging geared to the quantity shipped 本社工場から顧客へ製品を発送する際の梱包材に対しても、最小限の使用量で 製品を安全にお届けできるよう改善努力を続け、成果を出しています。現在、ドイ ツ国内およびヨーロッパ内への製品の発送には、特例を除き、ポリエチレン製の クッション材と段ボール箱のみが使用されています。海外への発送時は、破損を 防ぐために追加の梱包がなされますが、それにも木枠を使用しています。海外で の売上増加にともない、木枠を使用する機会は増えていますが、それにもかかわ らず、 2022 年に梱包資材として使用した木材、段ボール、プラスチックの消費量 は、前年比 75 %減となる 255t にとどまりました。かつ、使用した梱包資材の約 73 %は、リサイクル可能な原材料からつくられたものでした。 Water, soil, biodiversity 2022 年、本社では 4,258 ㎥の水が消費されました、これらは主に衛生用水として 使用されています。通常水が大量に使用される粉体塗装工程については、高機能 なマシンを導入するなど対策をおこない、この工程で使用される水は、全体の 消費量の中のごくわずかな割合しか占めていません。
廃水排出量の推移 2012 – 2022
本社における水の総使用量 (㎥)
梱包材使用量と使用した梱包材の種類の推移 ( 2015 年を 100 とする)
( t/ 年)
100
600
4.500 4.000 3.500 3.000 2.500 2.000 1.500 1.000 500 0
80 70 60 50 40 30 20 10 0 90
500
400
300
86 87 87 84
80
73
73
200
62
100
0 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
衛生・飲食エリアでの使用 粉体塗装工程での使用
プラスチック製 再生可能材製 (木・段ボール) 梱包材使用総量 (2015 = 100)
有害物質を含む廃水 有害物質を含まない廃水
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