IUJパンフレット 2023-2024

学長メッセージ / 国際大学について

世界が協力する場

大学院大学である国際大学の1学年の学生数は約200名です。 このように少人数ではありますが、 実に約70の国や地域の学生が、世界中から集まっています。 日本国内に現存する「グローバルな異空間」であり、文字通り、「世界を学び、日本を学ぶ場」となってい ます。 基本的には全寮制をとり、英語だけを授業言語とすることによって、世界標準の国際関係学およ び国際経営学に関する大学院教育を、深いレベルで受けることができます。 教員だけでなく職員もまた 英語が使いこなせることも、大きな特徴です。 学生の多くは、JICA(独立行政法人国際協力機構)、ADB(アジア開発銀行)、IMF(国際通貨基 金)などの支援を受け、国際大学にやって来ます。 日本企業から派遣された学生もいます。 また、国内 外から、充実した奨学金制度を活用して個人で入学した学生も、少なくありません。 これらの人々が、 24時間365日にわたって、新潟県南魚沼市にある浦佐キャンパスで勉学と生活をともにするのですか ら、濃密で多様性に富んだネットワークが必ず形成されます。つまり、国際大学は、将来につながる「世 界が協力する場」ともなっているのです。

国際大学 学長 橘川 武郎

このように、国際大学は、他に類例をみないユニークな大学です。 みなさんも、その一員となり、グローバ ルなリーダーとなるための研鑽を重ねてみませんか。

国際大学について

国際大学は、経済界や政府機関、国際機関のリーダーによって、日本初の 全ての授業を英語で行う大学院大学として1982年に設立されました。 創立以来40年にわたり、政治、経済、経営等に関する専門的な知識と技 能を取得し、かつ、世界が直面する諸課題に取り組むための歴史的・文化 的視野を培うことのできる学習と研究の場を提供してきました。 約70カ国・ 地域から学生が集まり、優れた教授陣が教育にあたる国際大学では、次の 2つの研究科で修士課程と博士課程(国際関係学研究科)を提供してい ます。 国際関係学研究科 Graduate School of International Relations(GSIR) 国際経営学研究科 Graduate School of International Managemen(t GSIM) 国際大学は、これまで143カ国・地域から5,000人以上の修了生を輩出し てきました。その幅広い人的ネットワークは、学際的・実践的研究を国内外の 国際機関、経済界、政府機関等と協力して行う際に大いに役立っています。 2014年9月、日本社会のグローバル化を牽引する大学として、文部科学省 「スーパーグローバル大学創成支援事業」に選定されました。 また、2018年 2月、国際経営学研究科は、マネジメント教育の国際的な認証評価機関で あるAACSBより世界で最高水準の教育を提供する教育機関として認証を 取得しました。

“Where the World Cooperates”

初代理事長 中山 素平

理事長 槍田 松瑩

1976 年(財)国際大学設立準備財団 設立発起人代表(敬称略、肩書当時)︓ 佐々木直(経済同友会代表幹事) 土光敏夫(日本経済団体連合会会長) 永野重雄(日本商工会議所会頭) 水上達三(日本貿易会会長) 中山素平(日本興業銀行相談役)

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