博士後期課程
国際関係学研究科
博士後期課程では、時代の潮流を見通す長期的なビジョンと多様な価値観を認識・理解できるグローバルな視野を有し、かつ国際社会が抱 える広範囲で多様な課題に対して自立して研究活動を行い、また高度に専門的な業務に従事するために必要な研究能力及びその基礎となる 豊かな学識を備えた人材を養成することを目的としています。 国際機関・公的機関、諸外国政府、研究機関等の行政官や専門職員、そして将来世界で活躍したいと考えている方を対象に、研究者養成の みならず国際舞台で活躍できる、そして実務での経験のみならず学術的理論と技能を具有した高度専門的職業人を養成していきます。 博士後期課程では、既存の国際関係学研究科修士課程の「国際関係学プログラム」、「国際開発学プログラム」、「公共経営・政策分析プログラム」 の専門性を更に深化させた次の 3 つのクラスターからなる教育研究体制を構築しています。
国際関係学クラスター 【授与学位:博士(国際関係学)】
経済学クラスター 【授与学位:博士(経済学)】
公共経営学クラスター 【授与学位:博士(公共経営学)】
安全保障など複雑性を増している国際関係 学の高度な研究能力及び専門的な学識を有 する研究者又は、そのような研究能力と学 識を有し国際機関や行政機関で外交や安全 保障政策の立案・執行などの業務に従事す る高度専門的職業人を育成します
数理・統計的分析手法を包含した経済学の 高度な研究能力及び専門的な学識を有する 研究者又は、そのような研究能力と学識を 有し国際機関や行政機関その他の組織体に おいて経済開発・経済政策に関連した業務 に従事する高度専門的職業人を育成します
公共経営学の高度な研究能力及び専門的な 学識を有する研究者又は、そのような研究 能力と学識を有し国際機関や行政機関で効 率的な経営管理などの業務に従事する高度 専門的職業人を育成します
「必修科目」及び「博士論文特別演習(研究指導科目)」の区分により編成される。科目の履修は、博士の学位にふさわしい高度な専門知 識と学識の修得及び研究遂行能力の醸成を目的とする。博士論文特別演習は、博士論文執筆のための指導を目的とする。 課程修了・学位授与の条件
① 必修科目:6単位(3科目)
国際関係学クラスター
経済学クラスター
公共経営学クラスター
・国際関係論の諸理論特論(1年次秋) ・国際政治経済学特論(1年次冬) ・国際安全保障特論(1年次春)
・マクロ経済学特論(1年次秋) ・ミクロ経済学特論(1年次冬) ・計量経済学特論(1年次春)
・政治とガバナンス特論(1年次秋) ・公共経営学特論(1年次冬) ・公共政策プロセス特論(1年次春)
② 博士論文特別演習(研究指導科目):9単位(3科目) ・博士論文特別演習Ⅰ(1年次通年) ・博士論文特別演習Ⅱ(2年次通年) ・博士論文特別演習Ⅲ(3年次通年) ③ 博士候補認定試験 博士後期課程1年次終了時に行われる博士候補認定試験において合格すること。不合格の場合は、再度翌年受験ができる ④ 学位論文審査・最終試験 博士論文の一部が査読付学術誌において掲載が受理された上で博士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること ※博士後期課程における研究指導スケジュールの詳細は、ウェブページ(https://www.iuj.ac.jp/phd1/phd/index.html)をご参 照ください。
Student Profile
スー ワティ トュアン(ミャンマー) 前所属
マンダレー大学(ミャンマー)政治学部
PhD特色 理論的な理解を深めるコースワークの履修、研究成果を発表し研究能力を高めること で、指導者を目指す学生をサポートしてくれます。 研究テーマ ミャンマーにおける政策実施時の現場官僚間で発展した政策ネットワークの研究 おすすめの授業 公共政策プロセス特論(リム スンフ 先生) 政策の課題設定、策定、実施に関する様々な理論について学ぶ機会を提供してくれます。 IUJ 修了後 研究を続け、いつかは教育者になりたいです。
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