デジタルトランスフォーメーション プログラム (1年制)
国際経営学研究科
デジタル社会のグローバルビジネスを牽引
デジタルテクノロジーの進歩により、産業構造、企業経営、仕事内容、そして労働環境に至るまで、社会のあらゆる面が劇的に変化しま した。 組織はもはやデジタル変革(DX)に遅れをとることはできません。 デジタルの「未来」はもはや今日のものとなりました。新し いデジタルテクノロジーに対応して変革と適応を達成しなければ、今後 10 年間のうちに現存するビジネスの 40%近くが失われる可能性 があると推定されています。このため産業界では DX に精通した人材の獲得・確保が焦眉の課題となっています。同時に、中小企業にとっ ては、大企業との差を縮める貴重な機会でもあります。 これまで 20 年間近くにわたり世界トップクラスにランキングされる E ビジネス経営プログラムを展開してきた本研究科は 2021 年にこ のプログラムを刷新し、デジタルトランスフォーメーションプログラム(DXP)を設置しました。DXP では、デジタル技術とマネジメント・ スキルを統合し、これからの社会のグローバルビジネスを牽引してゆける将来のリーダーを育成します。本プログラムの講師としては、 デジタルテクノロジーの最先端の研究に携わる教授陣、先端的なデジタル技術を駆使している招聘実務家講師、および世界各地のトップ プレイヤーをゲストスピーカーとして招きます。本プログラムの教育方法はケースメソッド、シュミレーション演習や実際のビジネスを 対象とした仮想チームプロジェクトなどを取り入れます。修了生は、データサイエンス、ビッグデータ、AI、ブロックチェーン、クラウ ドコンピューティング、サイバーセキュリティーなどに代表される最新のデジタルテクノロジーに関する実践的な知識を身につけること になります。それに加え、修了生はデジタルビジネスモデル、起業、デジタル戦略、DX 時代の組織設計、フィンテック、デジタルマーケティ ング、サプライチェーンなどの知見を併せ持つ人材となることが期待されています。
修了後の進路としては、IT 部門のマネージャー、デジタル変革を担当するマネージャー、テクノロジープロジェクトについてコンサルティ ングを行う IT スペシャリスト、テックビジネスを立ち上げる起業家などが想定されています。
カリキュラム 秋学期
※カリキュラムは変更になる場合があります
冬学期
春学期
夏季期間
修了要件
必修科目:12 単位 選択科目:14単位
修士(デジタル経営学) 32単位 & 研究レポート
リサーチ・セミナー:2単位
キャップストーン科目:4単位
DXP必修科目
DXP キャップストーン科目
・デジタルビジネスの倫理と CSR ・デジタル時代のグローバル戦略 ・リーダーシップ・ブートキャンプ ・デジタル産業の世界的展望
・デジタルプラットホームとデジタルビジネ スモデル ・デジタル・トランスフォーメーションのマ ネジメント
・ビジネス・コア ・データ分析によるビジネス支援 ・Python によるデータ分析 ・データドリブン組織
選択科目(DXP 開講科目)
・投資と機械学習 ・日本社会のデジタル・トランスフォーメーショ ン ・マーケティング・インテリジェンス ・新規事業創出とベンチャー ・経営戦略 ・デジタル・ディスラプションの戦略論 ・スマートシティサービス・マネジメント
・デジタル・サプライ・チェーン・マネジメ ント
・ビジネスのための人工知能 ・ビッグデータ分析 ・企業財務
・起業家精神とイノベーション ・ファイナンスとフィンテック ・財務諸表の理解 ・情報政策管理 ・デジタル化世界の国際安全保障
・顧客関係管理(CRM) ・データ管理とモデリング ・デジタル・マーケティングとカスタマー・ ジャーニー
Student Profile
中村 琢哉(日本)
前所属
生命保険会社 サービス開発
DXP特色
データ活用やプログラミングなどの「デジタル技術」とそれらをどのようにビジネス に活かすかの「経営理論」をバランスよく学ぶことができます。
研究テーマ 生命保険会社におけるヘルスケアデータの活用 おすすめの授業 デジタル・ディスラプションの戦略論(若山 俊弘 先生)
普段注目を集めるディスラプトする新興企業の視点だけでなく、ディスラプトされる 立場の既存の会社からも戦略を考察・理解することができる授業です。 IUJ 修了後 生命保険会社の経営資源を活かした新しい事業の創出に貢献していきたいです。
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デジタルトランスフォーメーションプログラム
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