国際開発学プログラム
国際関係学研究科
国際開発学プログラム(IDP: International Development Program)では、国際開発学(ID:International Development)と経済学 (ECO:Economics)の2つの専門分野における教育を提供しています。学生はコースワーク(40 単位以上)を修了し、定量的アプローチ による論文または研究レポートを作成することが求められます。 国際開発学は、開発途上国の重要な政策課題を分析するための経済理論や統計手法を体系的に修得することにより、社会的・経済的開発に 向けた経済政策、公共政策を策定し実行できるリーダーの育成を目指します。経済学では、財政政策や国際金融を含むマクロ経済学、およ び環境政策や労働・医療経済学等のミクロ経済学分野における専門知識を修得するために最新の理論と分析手法を学び、それを現実問題に 応用できる能力を養成します。 IDP はまた特別プログラムとして、マクロ経済政策プログラム(MPP: Macroeconomic Policy Program)を提供しています。MPP は、IMF(国 際通貨基金)奨学生である中央銀行や財務省、国際機関・民間金融機関などで働く職業人のためにデザインされたプログラムです。学生は 経済理論に基づき、マクロ経済と財政政策、中央銀行と金融政策、金融市場と規制緩和等、現実を取り巻く様々な課題について学びます。 理論と実証に基づき経済政策・公共政策の立案・実行を担う次世代の実 務家を育成
カリキュラム
※カリキュラムは変更になる場合があります
1年目
2年目
修了要件
秋学期 冬学期 春学期 秋学期 冬学期 春学期
修士(国際開発学)または 修士(経済学) 40単位 & 修士論文 または 44単位 & 研究レポート
必修科目 : 16 単位(ID)/ 14 単位(Eco)
選択科目 : 18(22)単位(ID)/ 20(24)単位(Eco) 特別演習(論文指導): 6単位 IDP必修科目
・開発経済学(国際開発学) ・計量経済学 ・国際貿易論(ID)
・マクロ経済学 Ⅰ: 所得理論 ・マクロ経済学 Ⅱ: 景気循環と成長理論 ・経済数学と数値計算(Eco)
・ミクロ経済学 Ⅰ: 価格理論 ・マクロ経済学Ⅱ:戦略的行動と情報分析 ・統計学
選択科目(IDP開講科目)
・農業開発と資源収入管理 ・開発政策・プログラムの分析 ・ビジネス・プレゼンテーション ・費用便益分析 ・クロスセクション・パネルデータ分析 ・開発政策とグローバル化 ・環境・医療経済学 ・進化する開発パラダイムと国際開発機関 の援助政策の変遷 ・金融市場と金融規制 ・グローバルマーケットセミナー
・産業組織論と政策分析 ・所得格差と貧困:測定と応用 ・制度・戦略的行動と経済発展 ・国際金融論 ・アフリカ開発の課題 ・日本の起業金融と日本の金融システム ・日本の国際協力政策
・マクロ経済モデル分析論 ・上級マクロ経済学:政策分析 ・金融経済論と政策分析 ・開発途上国の金融政策論 ・政策評価論 ・財政学
・公的予算と財務 ・リサーチ方法論 ・経済開発における政府と起業家の役割 ・時系列分析
・データ分析と機械学習 ・マクロ経済学セミナー ・日本の教育システム ・労働経済学
Student Profile
ジャダンバ, ドルマ(モンゴル) 前所属
民間部門のサプライチェーンスペシャリスト
IDP特色 活気に満ちた国際的な環境の中で、グローバルな開発を実践的かつ理論的に探求する ユニークな機会を提供しています。チャレンジングでありながら興味深い側面をバラ ンスよく備えています。熱心な教授陣の指導とティーチング・アシスタントのサポー トにより、貴重な知識とスキルを得ることができます。国際開発の包括的な理解を提 供する有意義なものです。 研究テーマ モンゴルにおけるチャイルド・マネー・プログラムの高所得世帯と低所得世帯への影響 おすすめの授業 統計学(陣内 悠介 先生) 入学当初は統計学の予備知識は全くありませんでしたが、このコースは国際開発学を 学ぶ上で必要なすべての基礎となりました。 IUJ 修了後 国際機関でキャリアを積みたいです。 7 国際開発学プログラム
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