September Workplace Japan 2025

雇用主のための ICE 監査と職場立入捜査対応プレイブック

連邦当局が圧力を強めているのに伴い、カリフォルニアや他の地域における入国管理取締活動により、全米の職場で緊張感 が高まっています。次 は 貴社の事業所が対象になるかもしれません。本インサイトでは、詳細なプレイブックとして、入国管理監 査や立入捜査に直面する可能性を最小限に抑えるための積極的なステップと、移民当局(米国移民関税執行局、以下「 ICE 」) が職場に来た場合に考慮すべき実践的なステップを提供いたします。

 始める前に : リスクを知る

入国管理に関する違反行為を働いた雇用主は重大な罰則に直面します。具体的には以下のとおりです。

• 民事罰金 : I-9 違反 1 件につき最大 2,861 ドル、非正規滞在労働者を故意に採用した場合は最大 5,724 ドル、再犯 者には労働者 1 人につき最大 28,619 ドルが科せられます。 • 刑事罰 : 経営者は、非正規滞在労働者を故意に雇用した場合、最長 10 年の懲役および 250,000 ドルの罰金に直面 する可能性があります。 • 資産没収 : 有罪判決が確定すると、違反に関連する資産や利益の没収が行われる可能性があります。 • 政府契約の喪失 : 大統領令に基づき、連邦契約からの除外を受ける可能性があります。 • 事業の混乱 : ICE の立入捜査により、即時の業務停止、メディアの注目、士気の低下を招く可能性があります。

뭅뭃뭄뭆 立入調査の可能性を最小限に抑えるための措置

ICE の執行活動に直面する可能性を最小限に抑えるために、積極的な措置を講じることが求められます。

• I-9 コンプライアンスの確立 : 1986 年 11 月 6 日以降に雇用されたすべての従業員が、完全かつ適切に記 入された I-9 フォームをファイルしていることを確認します。給与記録を使用して、必要なすべての書類が揃 っていることを確認します。 • 定期的な I-9 監査の実施 : I-9 フォームの定期的な監査は、不整合を特定し是正するための鍵となります。 Fisher Phillips の法律顧問と協力して定期的かつ徹底的な監査を行い、記録が正確かつ最新の状態に保たれるようします。 • 従業員トレーニング : マネージャーや人事スタッフに対して、 I-9 フォームの記入方法、書類の問題を認識する方法、従 業員に適切な労働許可が不足している可能性があると疑った場合の適切な対応方法についてトレーニングを行いま す。 • 緊急対応計画の確立 : トレーニングを受けた「レイドチーム(立入捜査対応チーム)」を指定し、 ICE の訪問に対応する ようにします。対応には、移民および雇用の法律顧問への連絡、令状の遵守状況のモニタリング、 ICE 捜査官による行 動の追跡等が含まれます。 • 模擬シナリオの実施 : 火災訓練と同様に、模擬の監査や立入捜査を実施し、チームがプレッシャーの中で冷静かつ正 確に対応できるようトレーニングを行います。 • E-Verify の利用検討 : すべての雇用主に義務付けられているわけではありませんが、 E-Verify システムを使用するこ とで、コンプライアンスを強化し、従業員の就労資格確認におけるデューデリジェンスの実施を証明することができま す。そして違反が発見された場合には、安全港(セーフハーバー)や罰則の軽減につながる可能性さえあります。法律 顧問と協力して E-Verify の利用が自社にとって適切なアプローチかどうかを判断しましょう。

• • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • fisherphillips.com 著作権 © 2025 Fisher Phillips LLP. 無断転載を禁じます。

Made with FlippingBook. PDF to flipbook with ease