国際大学(IUJ)和文パンフレット2022-2023

デジタル社会のグローバルビジネスを牽引 デジタルトランスフォーメーションプログラム

国際経営学研究科

デジタルテクノロジーの進歩により、産業構造、企業経営、仕 事内容、そして労働環境に至るまで、社会のあらゆる面が劇的 に変化しました。 組織はもはやデジタル変革(DX)に遅れをと ることはできません。 デジタルの「未来」はもはや今日のもの となりました。新しいデジタルテクノロジーに対応して変革と 適応を達成しなければ、今後 10 年間のうちに現存するビジネス の40%近くが失われる可能性があると推定されています。この ため産業界では DX に精通した人材の獲得・確保が焦眉の課題と なっています。同時に、中小企業にとっては、大企業との差を 縮める貴重な機会でもあります。 これまで 20 年間近くにわたり世界トップクラスにランキングさ れる E ビジネス経営プログラムを展開してきた本研究科は 2021 年にこのプログラムを刷新し、デジタルトランスフォーメーショ ンプログラム(DXP)を設置しました。DXPでは、デジタル技 術とマネジメント・スキルを統合し、これからの社会のグロー バルビジネスを牽引してゆける将来のリーダーを育成します。 本プログラムの講師としては、デジタルテクノロジーの最先端

の研究に携わる教授陣、先端的なデジタル技術を駆使している 招聘実務家講師、および世界各地のトッププレイヤーをゲスト スピーカーとして招きます。本プログラムの教育方法はケース メソッド、シュミレーション演習や実際のビジネスを対象とし た仮想チームプロジェクトなどを取り入れます。修了生は、デー タサイエンス、ビッグデータ・AI・ブロックチェーン・クラウ ドコンピューティングなどに代表される最新のデジタルテクノ ロジーに関する実践的な知識を身につけることになります。そ れに加え、修了生はデジタル戦略、デジタルビジネスモデル、 起業、DX時代の組織設計、フィンテック、デジタルマーケティ ング、サプライチェーンなどの知見を併せ持つ人材となること が期待されています。 修了後の進路としては、IT部門のマネージャー、デジタル変革 を担当するマネージャー、テクノロジープロジェクトについて コンサルティングを行うITスペシャリスト、テックビジネスを 立ち上げる起業家などが想定されています。

カリキュラム 秋学期

冬学期

春学期

夏季期間

修了要件

必修科目:10 単位 選択科目:16単位

修士(デジタル経営学) 32単位 & 研究レポート

リサーチ・セミナー:2単位

キャップストーンコース:4 単位

DXP必修科目

DXP キャップストーンコース

・財務会計学 ・情報政策管理 ・デジタル化世界の国際安全保障 ・企業財務 ・Python によるデータ分析 ・データ分析によるビジネス支援 ・デジタルプラットフォームと デジタルビジネスモデル ・ビジネス・コア

・ファイナンスとフィンテック ・データ管理とモデリング ・ビッグデータ分析 ・ビジネスのための人工知能 ・日本社会のデジタル・トラン スフォーメーション ・経営戦略 ・デジタルトランスフォーメー ションのマネジメント ・起業家精神とイノベーション

・人的資源管理とタレント・マ ネジメント ・新規事業創出とベンチャー ・デジタル・ディスラプション の戦略論 ・デ ジタル時代のグローバル戦 略Ⅰ ・デジタルビジネスの倫理と CSR ・デジタル産業の世界的展望

・マーケティング・マネジメント ・デジタル・マーケティングと カスタマー・ジャーニー ・デジタルサプライチェーンマ ネジメント ・デ ジタル時代のグローバル戦 略Ⅱ ・リーダーシップ・ブートキャ ンプ

選択科目

Student Profile 田原 宥(三井化学株式会社)

前ポジション 研究開発職 DXP特色

マネジメントからデータ分析まで、企業のDX推進において求められる分野を網羅 しており、広く学べる環境 日本の化学産業がカーボンニュートラルを達成するための CO2 吸収源の活用 仮想通貨とその背景にあるブロックチェーン技術について、知識を深めることがで きる 社内 DX に携わり、業務プロセスの改革や新たなビジネスモデルの創出に寄与したい

研究テーマ

おすすめの授業 ファイナンスとフィンテック (チャオ ユン リン 先生)

IUJ修了後

18 デジタルトランスフォーメーションプログラム

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