# 02 世界が協働し、共生する場所
国際関係について学ぶため、海外への留学を検討していたところ、国 内に���%英語で授業を行う大学院=IUJがあることを知り、浦佐の キャンパスを訪れました。IUJの自然豊かで日本人学生の少ないグ ローバルな環境は、これまで都内の学校に通っていた私にはとても 魅力的でした。 入学した国際関係学プログラムでは、国際紛争や人権問題、環境課 題など、幅広いテーマについて議論やプレゼンテーションを行いま す。世界各国から集まった学生たちでクラスが構成され、経験豊か な教授陣の指導のもとで日々目標に向かって協働する様は、まさに “Where the World Cooperates”です。留学生との活発な議論を通 じ、自ら「当たり前」と考えていた習慣や文化を見直し、問題提起を行 う力を身につけることができました。 在学中には交換留学制度を利用し、台湾にある国立政治大学に1学 期間の留学をしました。現地では世界の教育政策や台湾原住民族の 近代化の授業を履修し、さらに知見を深めることができました。また、
留学生同士の交流も活発で、新たな人的ネットワークを築けたこと も大きな収穫となりました。 IUJは敷地内に学生寮を含めた全ての施設が備わっているため、クラ ス外においても留学生と共に過ごします。学生数があまり多くない からこそ、皆が顔見知りで、何でも相談できる兄弟・姉妹のような存 在となります。また、慣れない日本生活を送る留学生にとって、数少 ない日本人は生活面においても頼りの存在です。共に助け合いなが ら過ごした�年間は、日本にいながら日本を知る、とても有意義な時 間となりました。 修了して�年が経った今でも、SNSを通じて連絡を取り合うなど、仲間 との交流は続いています。IUJに入学するまでは名前しか知らなかっ た国々も、今では大切な「家族」がいます。その国々の豊かさに貢献す る事業に携わるため、修了後は清水建設に就職し、現在は建設資材の 調達業務を担当しています。将来は、IUJで培ったコネクションを最大 限に活かせる業務に従事することを目標に、これからも走り続けます。
髙橋 梨奈 清水建設株式会社 国際関係学プログラム ����年修了
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修了生の声
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