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逆 説 的ではあるが、北⽶の精神分析論⽂におけるこのよ う な 統 合的 傾 向 と 並 ⾏して、 新 たな現代的論 争 が⽣まれ、さらなる 研究 の 潜 在的な 実 りある 領 域を 縁 ど っている。たとえ ばそれは⽣ 後数 週 間から 始 まる、 ⾃⼰ と 他 者の共⽣的( ⼆ 重 の) 統 合と分化の 両 ⽅に 対 す る双⽅ 向 の ⾮ 線 形 的な 努 ⼒ の、 早期 の神 経 ⽣ 物 学 的か つ⼒ 動的な発 達 的 出 現の 主 張な ど で ある。また、 乳幼児 期 における 養育 者との 対 の発 達 に関する 知⾒ を、 成⼈ の 臨床 状況に ど のよ う に 適 ⽤で き るかとい う点 に つ いても、 実 り 多 い論 争 が 繰 り広げられている。これは 継 続 的な議論とさらなる 研究 の 問題 であり、発 達 的な 変 容 と ラ イ フ イ ベ ント へ の 適 応 の 複 雑 さを 回 避 しないよ う に 注 意する 必要 がある。 多 くの北⽶の 著 者にとって、精神発 達 の 真 の 統 合的理論には、 ⾮ 線 形 で現 出 的な現象を 提 供 する シス テ ム や 複 雑 性 理論のよ う な 新 しい 認 識論的 モ デ ルを 受 け ⼊ れることが 必要 であ る。 ⼈ 間の 主体 が 他 者に 根本 的に 依 存していることは、 特 に 幼児 期 において、しかし 部 分的 には⽣ 涯 を 通じ て、あら ゆ る理論的⽅ 向 性 を 持つ 精神分析家が 認 める 否 定で き ない 事実 で ある。 カ ント 以来 、 私 た ち は、 外 的 対 象を⽂ 字 通 り「 飲 み込 む」ことや、それに 直 接アク セス することは 不 可能 であることを 知 っている。 知 覚 と表象の間には、 常 に フ ィルターが あり、 主体 の ⼼ の 過 程 がある。しかし、 無意識の ⼼ やその 他 の ⼼ 的 装 置 の 形成 における、 ⽣得的 要 因 / 可能性 と ⼈ 間 環 境 との間の 特 別 な関 係 や 重み 、そして分析 セ ッ ショ ンにおけ るそれらの 技 術 的な意味合い に つ いては、さま ざ まな理論家によって 依 然 として 熱 い論 争 が 続 いており、 フ ロイトが ⽀ 持 した「相 補 系 列 」としてあら ゆ るところに み とめられる。
下記 も参 照 のこと 葛藤 ( 翻 訳 予 定) コンテインメント : コンテイナー ‐ コンテイン ド 逆転移 ⾃我⼼ 理 学 ( 翻 訳 予 定) エナクトメント 退 ⾏( 近 ⽇ 掲載 予 定)
⾃⼰ ( 翻 訳 予 定) 転移( 翻 訳 予 定)
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