Japan October 2025 Bundle

米国進出や事業拡大を目指す企業のための拠点選定チェックリスト

有利な政策転換や米国内サプライチェーンに対する需要の高まり、人口動態の変化を背景に、多くの企業 が米国進出や事業拡大の計画を加速させています。たとえば、以下のような事例が挙げられます。

• 過去 10 年間に、企業は、約 2000 億ドルもの電気自動車( EV )やバッテリー製造施設への投資を 発表している。 • 半導体分野においては、 2025 年に北南米および日本で約 18 件の新たな製造工場建設プロジェク トが着手され、 2026 年から 2027 年にかけて、さらに多くの工場が稼働を開始する予定である。 • 南部および南東部の州は、引き続き急成長を遂げており、 2023 年以降、フロリダ州では 90 万人、 ノースカロライナ州では約 35 万人、サウスカロライナ州では 1.5% の人口増加がみられた。また、テキサ ス州は、施設の新設および拡張プロジェクト、設備投資、雇用創出、事業および税制環境、労働者 の即戦力において全米トップの評価を受け、『 Site Selection 』誌が授与する「 2025 Prosperity Cup 」を受賞。 しかし、大規模投資には、連邦や州あるいは地域の優遇措置や人口動態の変化といった多くの要因が関係 し、変動性を伴います。そのため、企業は拠点候補地が戦略的、運営的、財務的に妥当であるかどうかを、 慎重に評価する必要があります。次のチェックリストを活用することで、米国の特定地域が事業拡大や新規 参入に適しているかどうかを確認できます。

1. 労働と雇用に関する考慮事項

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新しい拠点に必要な、優秀な人材を十分に確保できるか。

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現地の職種別労働人口比率に関する情報はあるか。

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採用対象となる人材層の学歴はどの程度か。

____ 過去 5 年~ 10 年間の労働力の動向はどのようなものか。労働力は、増加あるいは減少しているの か。

____ 現在および将来に向けて、労働力の育成を支援する現地の教育資源にはどのようなものがあるか。

____ 現地の高等教育機関は、自社のニーズ(業務におけるロボットや AI の活用など)に応じて、教育プロ グラムの新設や改編を行うか。

____ 拠点候補地の規制環境はどうなっているか(安全性、労災、差別禁止、休暇管理、 失業保険など)。

____ 業種または業務プロセス( IT や会計など)が類似する既存企業と、労働者の奪い合いになる可能性 はあるか。

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