2. ホットラインや苦情処理 雇用主の中には、不正行為の疑いを報告するための「ホットライン」を設けているところもあります。このようなコ ミュニケーションチャネルは、雇用主が早期に問題を認識できるため、非常に有用です。少なくとも、問題解 決や苦情処理の手順を整備し、周知徹底させる必要があります。通常、雇用主は、業務上の問題や苦情 については組織の指揮系統に従った問題解決手順を設け、ハラスメントや差別など雇用主の責任につなが りかねない問題については、より直接的な手順を設けるべきです。これらのチャネルを通じて問題や懸念事項 が報告されたら、問題や懸念事項の性質に適した調査を実施し、素早く策を講じる必要があります。 製造業者の焦点: 匿名での安全ホットラインや危険を報告するデジタルプラットフォームなど、職場の安全に 関する懸念に特化した、報告メカニズムの導入を検討する。製造現場における身体的リスクを考慮すると、 苦情処理手順では、事故を防止するために、安全上の問題が直ちにエスカレーションされるようにする必要が ある。これらのリソースについて、特に現場の従業員に頻繁に喚起させることで、報告されない危険要因の発 生リスクを低減できる。 3. 信頼できる調査チーム 不正行為が発生している可能性があるという情報を入手したら、調査を指揮し、調査結果から決定を下す 担当者を指名したり、チームを構成したりしなければなりません。これらの担当者は、目撃者から話を聞き、 証拠を集め、最終的な決定を下します。彼らは、中立的、公平、合理的、客観的でなければなりません。ま た、結果として生じる法的手続きにおいて証人として召喚される可能性があるため、疑義の余地がない人物 である必要があります。 製造業者の焦点: 状況によっては、産業環境での経験や生産工程の知識を持つ調査員を任命することが 有益な場合もある。彼らは、安全手順が遵守されていたかどうか、あるいは機械の故障が関係していたかどう かなど、技術的な側面を評価しやすい立場にある。また、業界を理解している調査員であれば、調査結果を 擁護する際にも信頼性が増す。 4. 目撃者との面談 調査の次のステップは、通常、問題に関する情報を持っている可能性のある人物との面談です。聞き伝えの 情報に頼らないように注意してください。苦情があった場合、通常は、苦情を訴えた側が最初に面談を受けま す。この最初の面談は、申し立ての範囲を明確にし、調査の方向性を定めるのに役立ちます。苦情を申し 立てた当事者だけでなく、マネージャーや目撃者、人事担当者、その他の調査に関する情報を持っている人 とも面談する必要があります。大量のメモを取ったり、宣誓供述書を作成したりして、調査開始時から調査を 停滞させないように注意してください。調査の初期段階の焦点は、問題と事実を理解し、次のステップを特定 することです。そして、調査の結果、どのような改善措置が必要となる可能性があるかという全体像を検討し ます。 製造業者の焦点: 製造現場におけるインシデントを調査する際には、聞き伝えの情報に頼らないことが特に 重要である。生産部門の従業員は、集団で互いに近接して作業を行い、材料や部品を補充する短時間の 稼働停止が頻繁に発生するので、互いによく噂話を交わす傾向がある。
• • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • fisherphillips.com 著作権 © 2025 Fisher Phillips LLP. 無断転載を禁じます。
Made with FlippingBook interactive PDF creator