IUJパンフレット 2023-2024

国際公共政策プログラム (1年制)

国際関係学研究科

国際公共政策プログラムは、国際大学が国際協力機構(JICA)との連携事業として設置した1年制ミッドキャリア・プログラムであり、アジア・ 太平洋州をはじめとする世界各国の若手・中堅外交官や政府省庁職員などを対象としています。 JICA との連携による政府機関幹部候補生向け1年制ミッドキャリア・ プログラム 学生はそれぞれのバックグラウンドと将来のキャリア・プランに応じて、「国際問題」もしくは「公共政策」いずれかのコンセントレーショ ンを選択します。国際関係論や公共政策学の基本を中心的に学ぶと同時に、それぞれの専門分野と関心に応じて、大学が提供する幅広い科 目から選択的に履修する機会が与えられます。学生は、それまでに蓄積してきた実務経験を振り返って体系的に見直し、深めることになり ます。また、最終学期にあたる夏季期間には集中講義が用意されており、そこでは、世界経済・政治・環境がこれからどう移り変わってい くのかなどといった問題について、長期的・歴史的・多面的に考え、議論する機会を与えられます。

このように、本プログラムは、公的セクターに働く若手・中堅人材が、堅固な知識を獲得するだけでなく、国際的な諸課題について長期的・ 多面的な視点から考える力を養うようにデザインされたプログラムです。

カリキュラム 秋学期

※カリキュラムは変更になる場合があります

冬学期

春学期

夏季学期

修了要件

選択科目:30単位(ベーシック 10 +その他選択 20)

修士(国際公共政策) 32 単位&研究レポート

特別演習(論文指導):2単位

選択科目 ベーシック

・国際人権論:文化、ジェンダー、平等 ・国際機構論 ・国際政治学 ・政策分析入門 ・ミクロ経済学Ⅰ:価格理論 ・公共政策プロセス ・安全保障と戦略:国家と国際関係からの視点 ・統計学

<夏季 キャップストーンコース> ・新時代の地政学 ・資本主義の行方 ・現代中国論

国際問題

公共政策

・比較政治論 ・外交と国家 ・環境・持続可能な開発と人間の安全保障

・行政学 - アジアの視点から - ・応用計量経済学または計量経済学

・費用便益分析 ・情報政策管理 ・公共モデリング入門

・対外政策決定論 ・国際政治経済史 ・国際関係史 ・国際法 ・国際政治経済論 ・デジタル化世界の国際安全保障 ・政治理論 ・質的研究方法論 ・難民・移民と人間の安全保障

・公的部門のリーダーシップ ・地方自治体と公共サービス ・公共組織経営 ・政治制度とガバナンス ・公共セクターの人的資源管理論 ・公共組織論 ・質的研究方法論

Student Profile

マキシ タニエラ タラウンガ(トンガ)

前所属

公共サービス機関 人事部主席

IPPP特色

国際問題と公共政策という2つのコンセントレーション(分野)があり、特に公務 員の方に有益なプログラムです。既存の知識やスキルを高めるだけでなく、経験豊富 な教授陣の指導により、個人的にもプロフェッショナルにも変貌を遂げることができ ます。

研究テーマ

トンガの公務員における職務分類の導入に対する職員の認識

おすすめの授業 公的部門のリーダーシップ(チョン ジウォン先生)

公共組織を管理する上で差別化を図り、政策論議や政策課題において公共サービスの 視点を活用できるようなリーダーシップとスキルを向上できます。

IUJ修了後

トンガの元の職場へ戻る予定です。

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国際公共政策プログラム

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