Human-centered Workplace_日本語版

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Well-being

ハッピーな人は生産性が高いと言われています。では、どんなことが人を ハッピーにするのでしょうか。自主性は重要な要素です。一日の勤務の 流れをフレキシブルに決めることができるワーカーは、より健康的で生産性 が高く、ストレスレベルが低い状態にあります。 ハッピーであること、そして健康であること。 Well-being は、ワークスペースか らつくられます。自分が仕事をする場所が、いかに用途やシチュエーションに 適したものであるかが出発点です。高さ調節が可能なデスクやテーブル、身体 の動きを促してくれるチェアなどを使えば、オフィスで過ごす一日は、はるかに 短く感じられるでしょう。レクリエーションエリアの存在も、 2 つの理由で Well-being と健康に大きく貢献します。第一に、移動するために座ったり立っ たり、歩いたりして身体を動かすことが、健康に良いことは既によく知ら れています。そして第二に、オフィス内でワーカー同士がコミュニケーションを 取ったり、リラックスした時間を持つことを歓迎するムードは、ワーカーを 楽しい気分にさせてくれます。 また、仕事中は、目や耳から入る情報の受容と遮断を、場所や家具のレイアウト を変えることで切り替えできることが重要です。ワークスペースは、一人で静かに 取り組むことも、グループでインタラクティブに働くことも、どちらも選択できる 空間でなければなりません。フレキシビリティと多用性を考慮してデザインされた オフィスコンセプトは、対面とリモート両方のコミュニケーションをサポートし、 多様な働き方を現実のものにしてくれます。ハイテーブルでコーヒーを飲みな がら、進行中のプロジェクトの情報共有を短い時間で行ったり、フォーマルな 大人数の会議を開催したり、さまざまなニーズに見合ったスペースを、 1 つの オフィスの中でつくり出せることが理想です。 そのように多くのシチュエーションに対応し、会話や個人のニーズ、そして働き 方の好みにアジャストできるオフィスコンセプトが、ワーカーの快適性と生産性 を向上させることができるのです。

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