Human-centered Workplace_日本語版

Core Principles

Collaboration

時代が複雑さを増すのに比例して、より一層ワーカーのスキルが、企業の基盤 を盤石なものとする要素として重要視されています。多くのイノベーションは、 人と人との会話から生まれます。会話が生まれるよう工夫が凝らされたオフィ スコンセプトが、さまざまなコラボレーションをサポートしてくれます。 コラボレーションは単に集団で作業を行うことを指す言葉ではなく、さまざま な見地と専門知識を集結し、共同で課題に取り組むことを指す言葉です。 コラボレーションワークで重視すべきなのは、ワーカーが互いに刺激しあう こと、成長すること、そしてともに結果を出すことです。そしてオフィスが、 コラボレーションを活性化させる促進剤として機能します。オフィスの構造が フレキシブルであればあるほど、よりオープンなプロセスと相互インスピレー ションが可能となります。 デジタル化により、ワーカー全員が物理的に 1 つの場所に同時に集まる必要は なくなりました。プロジェクトの進捗段階に応じて、バーチャルまたはハイブリッ ドなコラボレーションが可能となったのです。将来を見据えたワークプレ イスをプランニングするのであれば、関連する組織構造とプロセスについて、 細かい点まで一つ一つをすべて把握し、実現可能で、「 fun 」にあふれたオフィ スソリューションを提案しなければなりません。 また、デジタル化は驚異的なスピードで進化していて、ワーカーの生涯学習の 必要性は高まるばかりです。そのため、オフィスにトレーニングエリアを組み 込むことは不可欠です。そして最後に、もっとも重要なポイントを伝えます。 オフィス環境は、人と人との自発的かつインフォーマルなつながりを奨励 するものでなければなりません。なぜならそのようなつながりこそが、イノ ベーションと変化を引き起こすからです。

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