IUJパンフレット 2023-2024

# 2

視野の広がりを実感できる場所

コト売りで勝負できるサービス事業にグローバル規模で関わりたくてダイキン工業に入社しました。サービス本部の現場にて管理業務を経験後、入社3 年目の時に国際大学へ進学するチャンスを会社から頂きました。 当時は視野が狭く、グローバル=海外で仕事をすることしか考えておりませんでした。 し かし、海外ではMBA取得者が多く、まずは彼らと同じ土俵に立つことが必要と考え、進学を決めました。 国際大学だからこそ経験できたことが沢山ありました。 まず1つ目が多国籍かつ経験豊富な教授陣との議論です。 ケーススタディを中心に授業を進め ていきますが、ケースディスカッションの中で教授自身の成功/失敗経験に基づいた洞察が多くありました。“No pain, no gain.” “Life is difficult.” “Keep Improving.” “Think long-term.”など今でも心に刻んでいます。 2つ目はグループワークです。 1チーム5-6人で、殆ど日本人1人です。 国際大学では当たり前がない世界なので、意見を言わないと始まりません。 彼ら と向き合う体力や気力は想像以上に大変でした。時には深夜2時くらいまで議論した記憶があります。しかし、不思議なもので、1学期3か月間のグルー プワークを終えた仲間との信頼関係は強固になりました。 お互い意見をぶつけあったからこそ築けた関係だと思います。 また、2018年秋学期は、交換留学提携校(当時)の香港中文大学に行きました。 授業の中でシリコンバレーの投資家とベンチャー企業を訪問した 時に、中国人同級生が「アメリカの方が色々進んでいると思ったが中国とあまり大差なかった。 中国の成長を実感した。」と言っていたのが印象に残って います。 深圳で仕事している同級生が大半で、中国大陸の優秀な若者とのネットワークも大きな財産になりました。

修了後は、サービス本部全体を担う事業戦略グループにて、自部門の中長期計画の策定、新規事業テーマの具体化を行っております。 雲を掴むよう な業務も多く、自分を見失いかけた時に、教授陣の言葉や同級生の活躍が自分の支えになっています。 先日、ある国の同級生に連絡したところ、所

属する中央銀行の部署には3つグループあり、グルー プリーダーが3名とも私達の同級生だと教えてくれまし た。 同級生から日々刺激をもらいながら、仕事で行 き詰った時には “Think long-term.” “No pain, no gain.“ を思い出してこれからも日々精進してい きます。

尾越 梨英 ダイキン工業株式会社 MBAプログラム 2019年修了

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修了生の声

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