国際大学(IUJ)和文パンフレット2022-2023

国際大学

大学案内 2022-2023

国際関係学研究科 IMF, ADB, JICA 国際経営学研究科 AACSB国際認証取得

奨学金プログラム指定校

国際的評価 修士プログラム

P.8

世界的な修了生ネットワーク 海外トップスクールでの交換留学 国際機関・企業との連携

P.6 P.22 P.25

グローバル ネットワーク

THIS IS IU

返還不要 日本人向け奨学金 授業料全額免除 日本人最大��名 マンツーマン キャリアサポート 学生一人ひとりにフォーカスした きめ細やかなキャリア指導

P.26

P.30

多文化共生 キャンパス

学生寮併設 ��か国の学生とのキャンパスライフ P.28

2

This is IUJ

message from the president

日本の壁を突き破る

国際大学 学長 伊丹 敬之

コロナショックで、日本は国民の自粛で 感染は抑えたものの、自粛が「萎縮」をも たらしてしまいました。本学にはその萎縮 を忘れるような、エネルギー溢れる外国 人学生に満ちた環境があります。 この絶好の環境を活かして、みなさんに は世界の標準理論を学び、日本の発展の 論理を英語で語れるようになって欲し い。その結果、みなさんの中から、日本と いう壁を突き破る、真のグローバルリー ダーが生まれることを、学長として期待し ています。 昨年から、日本人学生・外国人学生ともに 本学独自の全額奨学金を大幅に増やしま した。みなさんの挑戦を、大歓迎します。 国際大学(International University of Japan 略称 IUJ)は、経済界や政府機関、国 際機関のリーダーによって、日本初の全ての 授業を英語で行う大学院大学として����年 に設立されました。 創立以来��年にわたり、政治、経済、経営等 に関する専門的な知識と技能を取得し、か つ、世界が直面する諸課題に取り組むため の歴史的・文化的視野を培うことのできる 学習と研究の場を提供してきました。約�� カ国・地域から学生が集まり、優れた教授陣 が教育にあたるIUJでは、次の�つの研究科 で修士課程と博士課程(国際関係学研究 科)を提供しています。 国際関係学研究科 Graduate School of International Relations (GSIR) 国際経営学研究科 Graduate School of International Management (GSIM) IUJは、これまで���カ国・地域から�,���人 以上の修了生を輩出してきました。その幅広 い人的ネットワークは、学際的・実践的研究 を国内外の国際機関、経済界、政府機関等 と協力して行う際に大いに役立っています。 ����年�月、日本社会のグローバル化を牽 引する大学として、文部科学省「スーパーグ ローバル大学創成支援事業」に選定されま した。また、����年2月、国際経営学研究科 は、マネジメント教育の国際的な認証評価 機関であるAACSBより世界で最高水準の 教育を提供する教育機関として認証を取得 しました。

わが国際大学(IUJ)は、きわめてユニーク な大学です。 日本という国にありながら英語だけを授 業言語として、世界標準の大学院少人数 教育を国際関係学と国際経営学という 分野で行います。そして、学生の�割近く が外国人(その�割がアジア・アフリカか ら)で、彼らは各国の将来を担うリーダー 候補者です。その�割以上が国際協力機 構(JICA)含む日本政府の全額奨学金を 受けています。 本学には全寮制という基本方針があり、 学生たちはキャンパス内で英語での濃密 な��時間国際交流の毎日です。これは、日 本という壁を突き破った大学環境です。

J

about IUJ

Where the World Cooperates

初代理事長 中山 素平

理事長 槍田 松瑩

����年(財)国際大学設立準備財団 設立発起人代表(敬称略、肩書当時): 佐々木直(経済同友会代表幹事) 土光敏夫(日本経済団体連合会会長) 永野重雄(日本商工会議所会頭) 水上達三(日本貿易会会長) 中山素平(日本興業銀行相談役)

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学長メッセージ/国際大学(IUJ)について

Alumni Voice 修了生の声

# 01 国際ビジネスでの活躍を目指して

熊谷 陽介 株式会社ダイセル MBA1年制プログラム ����年修了

られており、そこではテキストを読み込むだけではなく、自ら考え、 言葉で表現しながらリーダーシップを発揮し、チームとして一つの答 えを導き出す過程が求められます。得た知識をビジネス現場で「使え る」ものとする学びがそこにはありました。 全課程を終えた後、交換留学制度を利用し、IUJの提携校の�つであ る米国ダートマス大学タック経営大学院に留学しました。米国内外 からトップクラスの教員・学生が集まる環境に必死に食らいつく日々 でしたが、そこで得た経験と仲間とのネットワークも、私の人生にとっ ては大きな財産です。 修了後は株式会社ダイセルの経営戦略本部に勤務し、事業部門の戦 略立案の支援や、M&Aプロジェクトへの参画を通じて、経営課題解 決のために汗をかく毎日です。多忙な日々ではありますが、これまで のビジネス経験とMBAで得た知識を組み合わせ、IUJ入学を決意し たあの日の志を今も追い続けています。

「体系的にビジネスを学び、グローバルに活躍できるビジネスマンに なりたい。」 私はこれまで、主に海外向け営業職に携わっていました。国内外の ビジネスパーソンや様々な現場と対峙する中、ただオペレーションを 担うだけでなく、戦略やマーケティング等の理論的バックボーンを身 に付けなければ、国際ビジネスの舞台で中心的な役割を担える人材 にはなれないと痛感したのがきっかけです。 進学に向けて情報収集をしている中、IUJが全ての授業を英語で行っ ていること、世界各国からの留学生が�割を占めるグローバル環境 であること、経済界主導で創立され、日本のリーディングカンパニー との関係が深いことを知り、「ここしかない!」という確信を持ち、IUJ への入学を決意しました。 IUJでの学びは想像以上に刺激的なものでした。 多国籍の教授陣の指導の下、ケースを使用した課題に対してグルー プで取り組むという、ビジネス現場に即した実践的な授業形態がと

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修了生の声

# 02 世界が協働し、共生する場所

国際関係について学ぶため、海外への留学を検討していたところ、国 内に���%英語で授業を行う大学院=IUJがあることを知り、浦佐の キャンパスを訪れました。IUJの自然豊かで日本人学生の少ないグ ローバルな環境は、これまで都内の学校に通っていた私にはとても 魅力的でした。 入学した国際関係学プログラムでは、国際紛争や人権問題、環境課 題など、幅広いテーマについて議論やプレゼンテーションを行いま す。世界各国から集まった学生たちでクラスが構成され、経験豊か な教授陣の指導のもとで日々目標に向かって協働する様は、まさに “Where the World Cooperates”です。留学生との活発な議論を通 じ、自ら「当たり前」と考えていた習慣や文化を見直し、問題提起を行 う力を身につけることができました。 在学中には交換留学制度を利用し、台湾にある国立政治大学に1学 期間の留学をしました。現地では世界の教育政策や台湾原住民族の 近代化の授業を履修し、さらに知見を深めることができました。また、

留学生同士の交流も活発で、新たな人的ネットワークを築けたこと も大きな収穫となりました。 IUJは敷地内に学生寮を含めた全ての施設が備わっているため、クラ ス外においても留学生と共に過ごします。学生数があまり多くない からこそ、皆が顔見知りで、何でも相談できる兄弟・姉妹のような存 在となります。また、慣れない日本生活を送る留学生にとって、数少 ない日本人は生活面においても頼りの存在です。共に助け合いなが ら過ごした�年間は、日本にいながら日本を知る、とても有意義な時 間となりました。 修了して�年が経った今でも、SNSを通じて連絡を取り合うなど、仲間 との交流は続いています。IUJに入学するまでは名前しか知らなかっ た国々も、今では大切な「家族」がいます。その国々の豊かさに貢献す る事業に携わるため、修了後は清水建設に就職し、現在は建設資材の 調達業務を担当しています。将来は、IUJで培ったコネクションを最大 限に活かせる業務に従事することを目標に、これからも走り続けます。

髙橋 梨奈 清水建設株式会社 国際関係学プログラム ����年修了

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修了生の声

出身国・地域

在学生 ����年�月�日現在 合計

修了生 ����年�月�日現在 合計

347 63

5,019 142

カ国・地域

カ国・地域

男性 190 名 国際関係学研究科 213 名 女性 157 名 国際経営学研究科 134 名

男性 3,520 名 国際関係学研究科 2,972 名 女性 1,499 名 国際経営学研究科 2,047 名

● アフリカ �� 名 (�� カ国 ) ウガンダ(�)エスワティニ(�)エチオピア(�)ガーナ(�)ガンビア(�) ギニア(�)ケニア(�)コートジボワール(�)コンゴ民主共和国(�) シエラレオネ(�)ジブチ(�)ジンバブエ(�)ソマリア(�)チュニジア(�) トーゴ(�)ナイジェリア(�)ブルキナファソ(�)ボツワナ(�) 南アフリカ(�)モザンビーク(�)モロッコ(�)リビア(�) ● アジア ��� 名 (�� カ国 ) インド(�)インドネシア(��)韓国(�)カンボジア(�)スリランカ(��) タイ(�)中国(�)ネパール(��)パキスタン(��)バングラデシュ(��) 東ティモール(�)フィリピン(��)ブータン(�)ベトナム(��) マレーシア(�)ミャンマー(��)モンゴル(��)ラオス(��) ● 東欧・ロシア・中央アジア �� 名 (� カ国 ) ウズベキスタン(��)カザフスタン(�)キルギス(��)ジョージア(�) タジキスタン(�)ハンガリー(�)ロシア(�) ● 中南米 � 名 (� カ国 ) エルサルバドル(�)ブラジル(�)メキシコ(�) ● 中東 �� 名 (� カ国・地域 ) アフガニスタン(�)イラン(�)シリア(�)トルコ(�)パレスチナ(�) ● 北米 � 名 米国(�) ● 大洋州 � 名 (� カ国 ) トンガ(�)パプアニューギニア(�)フィジー(�) ● 西欧・北欧 � 名 (� カ国 ) スイス(�)スペイン(�)フランス(�) ● 日本 �� 名 日本(��)

● アフリカ ��� 名 (�� カ国 ) アルジェリア(�)ウガンダ(�)エジプト(��)エスワティニ(�)エチオピア(��)エリトリア(�)ガーナ(��)ガボン(�) カメルーン(�)ガンビア(�)ギニア(�)ケニア(��)コートジボワール(�)コンゴ共和国(�)コンゴ民主共和国(�) サントメ・プリンシペ(�)ザンビア(��)シエラレオネ(�)ジブチ(�)ジンバブエ(�)スーダン(�)セイシェル(�) 赤道ギニア(�)セネガル(�)ソマリア(�)タンザニア(��)チャド(�)中央アフリカ(�)チュニジア(�)トーゴ(�) ナイジェリア(��)ニジェール(�)ブルキナファソ(�)ブルンジ(�)ボツワナ(�)マダガスカル(�)マラウイ(�) マリ(�)南アフリカ(��)南スーダン(�)モーリタニア(�)モザンビーク(��)モロッコ(��)リベリア(�)レソト(�) ● アジア �,��� 名 (�� カ国・地域 ) インド(���)インドネシア(���)韓国(��)カンボジア(��)シンガポール(��)スリランカ(��)タイ(���)台湾(��) 中国(���)ネパール(��)パキスタン(��)バングラデシュ(���)東ティモール(�)フィリピン(���)ブータン(��) ブルネイ(�)ベトナム(���)香港(��)マレーシア(��)ミャンマー(���)モンゴル(���)ラオス(���) ● 東欧・ロシア・中央アジア ��� 名 (�� カ国 ) アゼルバイジャン(�)ウクライナ(�)ウズベキスタン(���)エストニア(�)カザフスタン(��)キルギス(��)ジョージア(�) セルビア(�)タジキスタン(��)チェコ(�)トルクメニスタン(�)ハンガリー(�)ブルガリア(��)ベラルーシ(�) ポーランド(�)ボスニア・ヘルツェゴビナ(�)モルドバ(�)ラトビア(�)リトアニア(�)ルーマニア(��)ロシア(�) ● 中南米 �� 名 (�� カ国 ) アルゼンチン(�)エクアドル(�)エルサルバドル(�)グアテマラ(�)コスタリカ(�)コロンビア(�)ジャマイカ(�) チリ(�)ドミニカ(�)ニカラグア(�)バルバドス(�)ブラジル(��)ベネズエラ(�)ペルー(�)ボリビア(�) ホンジュラス(�)メキシコ(�) ● 中東 ��� 名 (�� カ国・地域 ) アフガニスタン(��)アラブ首長国連邦(�)イエメン(�)イラク(�)イラン(�)クウェート(�)サウジアラビア(�) シリア(�)トルコ(��)パレスチナ(�)ヨルダン(�)レバノン(�) ● 北米 ��� 名 (� カ国 ) 米国(���)カナダ(��) ● 大洋州 �� 名 (� カ国 ) オーストラリア(�)サモア(�)ソロモン諸島(�)ツバル(�)ニュージーランド(�)バヌアツ(�) パプアニューギニア(�)フィジー(�) ● 西欧・北欧 �� 名 (�� カ国 ) アイルランド(�)英国(��)イタリア(�)オランダ(�)ギリシャ(�)スイス(�)スウェーデン(�)スペイン(�) スロバキア(�)デンマーク(�)ドイツ(��)ノルウェー(�)フィンランド(�)フランス(��) ● 日本 �,��� 名

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出身国・地域

学生の一日

IUJ 学生の一日とは? 生活スケジュールをご紹介します。

グローバルな企業経営に欠かせない知識と多角的思考力を習得するため、MBA1年 制プログラムに在籍し、経営学を学んでいます。 授業では世界中から集まった留学生と議論を交わす機会も多くあり、時には自分の視 野の狭さを痛感させられることもありますが、同時に新たな価値観や考え方に触れる こともできるので、大きな充足感を得られます。 1年制プログラムのため忙しい毎日ですが、異文化理解をさらに深めるべく、授業外 でも多様なバックグラウンドを持つ仲間たちと互いの国の文化や習慣について情報 交換し合うなど、積極的に交流するよう心がけています。 IUJは広大な自然に囲まれた立地のため、冬にはスキーを楽しんだり、春には満開の 桜並木を散策したりと、四季折々のアクティビティーやイベントを楽しみながら絆を 深めることができます。 「経営知識と異文化理解力が同時に身につくキャンパスライフ」

滝澤 慶太郎 (三井住友海上火災保険株式会社) MBA�年制プログラム

起床後はニュースや新聞を確認し、授業の参考となる情報がないか調べることから�日が始ま ります。その後、身支度を整えて寮から自習室に移動し、授業の準備を進めます。

07:00

起 床

�限 授業

好きな授業は「新興市場戦略論」。企業や組織が新興市場でビジネスを展開するために必要な 知識を学びます。 留学生との議論タイムはとても刺激的で、あっという間に時間が進んでいきます。

10:40

�限 授業

友人とお喋りを楽しみながら学食でランチ。学食では毎日異なるメニューが提供されるので、 メニュー確認も楽しみの�つ。 多くの学生が学食を利用するため、お昼時はいつも活気に溢れています。

12:00

昼休み

�・�限 授業

図書館で授業の予習・復習を行い、学んだことをしっかりと頭にインプット。 中間試験や期末試験時期は自習室で仲間とグループワークに励みます。

17:00

放課後

学食での夕食後、基本的には自室で次の日の準備を行います。学生で組織されたコミュニティ の集会が開催されることもあり、そこでは授業や生活面での困り事など気軽に相談できるの で、悩みの解消にも役立っています。

19:00 夕食後、フリータイム

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学生の一日

プログラム

ACADEMIC AND RESEARCHER

GOVERNMENT OFFICIAL

Graduate School of International Relations 国際関係学研究科

INTERNATIONAL ORGANIZATION

NON-PROFIT ORGANIZATION

修士課程

国際関係学プログラム ≪国際関係学/政治学≫ 国際開発学プログラム ≪国際開発学/経済学≫ 公共経営・政策分析プログラム ≪公共経営学/公共政策学≫ 日本・グローバル開発学プログラム ≪国際関係学/国際開発学/経済学/公共経営学≫ 国際公共政策プログラム(1年制) ≪国際公共政策≫

博士後期課程 国際関係学クラスター ≪国際関係学≫ 経済学クラスター ≪経済学≫ 公共経営学クラスター ≪公共経営学≫

IUJ独自のクロスレジストレーションシステムは、 学生が自己の関心や希望進路に合わせて、所属す る研究科以外の選択科目も履修できる制度で、�つ の研究科間の教育的相乗効果が期待できます

クロス レジストレーション

国際経営学研究科

Graduate School of International Management

BUSINESS LEADER

CAREER CHANGE

CAREER IN JAPAN

MBAプログラム ≪経営学≫ MBA1年制プログラム ≪経営学≫ 日本・グローバル開発学プログラム ≪経営学≫

修士課程

ENTREPRENEUR

デジタルトランスフォーメーションプログラム(1年制) ≪デジタル経営学≫ 国際社会起業家プログラム(3学期+フィールド実習) ≪社会起業経営学≫

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アカデミック プログラム

国際関係学プログラム 地球規模の問題解決に貢献する実務家、研究者を養成

国際関係学研究科

国際関係学プログラム(IRP: International Relations Program) は、国際関係学(IR:International Relations)と政治学(PS: Political Science)の二つの学位を提供します。 必修科目の履修を通して、IR専攻学生は、国際関係上の諸問題 を理解するために必須となる基本的な概念と理論、経験的知識 や分析能力の獲得を、PS専攻学生は、比較政治、政治制度、政 治理論、方法論などを学び、政治学における諸問題を分析する 方法論的スキルの獲得を目指します。

加えて本プログラムでは様々な選択科目を提供しています。IR 専攻学生は、自己の関心に沿うテーマや地域に関する科目を選 択することで、高度に専門的な最新の国際関係上の知識を吸収 し、複雑で変化の激しい国際関係の事象を的確に捉える力を養 えます。PS専攻学生は、国際関係論や国際政治経済などの科目 を選択することで、幅広い政治学の知識を得ることができます。 本プログラムの修了生は、その専攻にかかわらず、地球規模の 様々な課題を分析し、それを解決する政策を立案する能力を有 する人材となることが期待されます。

カリキュラム

1年目

2年目

修了要件

秋学期 冬学期 春学期 秋学期 冬学期 春学期

修士(国際関係学) または 修士(政治学) 40単位 & 修士論文 または 44単位 & 研究レポート

必修科目:16単位

選択科目: 18(22)単位

特別演習(論文指導): 6単位

IR必修科目

PS必修科目

・比較政治論 ・対外政策決定論 ・国際関係史 ・国際人権論:文化、ジェンダー、平等 ・国際機構論 ・国際政治経済論 ・国際政治学 ・デジタル化世界の国際安全保障 ・アメリカ対外政策論 ・開発政策・プログラムの分析 ・中国外交論 ・異文化コミュニケーション論 ・外交と国家 ・環境・持続可能な開発と人間の安全保障 ・基礎経済学 ・現代戦略の変遷 ・グローバル・イシュー

・応用計量経済学または計量経済学 ・比較政治論 ・地方自治体と公共サービス ・政治制度とガバナンス ・政治理論 ・行政学 ・リサーチ方法論 ・統計学

選択科目(IRP開講科目)

・国際政治経済史 ・国際法 ・日本の国際関係と外交政策 ・ユーラシアにおける国際関係 ・アフリカ開発の課題 ・日本の開発協力の実践 ・日本政府と政治 ・日本の国際協力政策

・日本の安全保障政策 ・世界の中の近代日本 ・日本近代化の政治経済史 ・戦後の日本政治

・公共セクターの人的管理論 ・難民・移民と人間の安全保障 ・安全保障と戦略:国家と国家関係からの 視点 ・現代日本における社会問題:モダンとポ ストモダン

Student Profile

前所属 IRP特色 中村 真也

明治大学 政治経済学部

多様な背景を持つ教員と学生が積極的に意見交換し合いながら課題に取り組むた め、多角的な視点から社会問題を理解することができます

研究テーマ 日本文化と政治の相互作用 おすすめの授業 開発政策・プログラムの分析(加藤 宏 先生)

グループディスカッションを通じ、各国の実情を踏まえた様々な考え方に触れられ るため面白い 日本の伝統文化を世界へ発信していきたいです

IUJ修了後

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国際関係学プログラム

国際開発学プログラム

国際関係学研究科

理論と実証に基づき経済政策・公共政策の立案・実行を担う次世代の 実務家を育成

国際開発学プログラム(IDP: International Development Program) では、国際開発学(ID:International Development)と経済 学(ECO:Economics)の2つの専門分野における教育を提供 しています。学生はコースワーク(40単位以上)を修了し、定 量的アプローチによる論文または研究レポートを作成すること が求められます。 国際開発学は、開発途上国の重要な政策課題を分析するための 経済理論や統計手法を体系的に修得することにより、社会的・ 経済的開発に向けた経済政策、公共政策を策定し実行できるリー ダーの育成を目指します。経済学では、財政政策や国際金融を 含むマクロ経済学、および環境政策や労働・医療経済学等のミ

クロ経済学分野における専門知識を修得するために最新の理論 と分析手法を学び、それを現実問題に応用できる能力を養成し ます。 IDP はまた特別プログラムとして、マクロ経済政策プログラム (MPP: Macroeconomic Policy Program)を提供しています。 MPP は、IMF(国際通貨基金)奨学生である中央銀行や財務省、 国際機関・民間金融機関などで働く職業人のためにデザインさ れたプログラムです。学生は経済理論に基づき、マクロ経済と 財政政策、中央銀行と金融政策、金融市場と規制緩和等、現実 を取り巻く様々な課題について学びます。

カリキュラム

1年目

2年目

修了要件

秋学期 冬学期 春学期 秋学期 冬学期 春学期

修士(国際開発学) または 修士(経済学) 40単位 & 修士論文 または 44単位 & 研究レポート

必修科目 : 16 単位(ID)/ 14 単位(ECO)

選択科目 : 18(22)単位(ID)/ 20(24)単位(ECO) 特別演習(論文指導): 6単位

IDP必修科目

・開発経済学(国際開発学) ・計量経済学 ・国際貿易論(ID)

・マクロ経済学 Ⅰ: 所得理論 ・マクロ経済学 Ⅱ: 景気循環と成長理論 ・経済経営数学(ECO) 選択科目(IDP開講科目) ・グローバルマーケットセミナー ・産業組織論と政策分析 ・所得格差と貧困:測定と応用 ・制度・戦略的行動と経済発展 ・国際金融論 ・アフリカ開発の課題 ・日本の起業金融と日本の金融システム

・ミクロ経済学 Ⅰ: 価格理論 ・マクロ経済学Ⅱ:戦略的行動と情報分析

・農業開発と資源収入管理 ・開発政策・プログラムの分析 ・ビジネス・プレゼンテーション ・費用便益分析 ・クロスセクション・パネルデータ分析 ・開発経済学 ・環境・医療経済学 ・進化する開発パラダイムと国際開発機関 の援助政策の変遷 ・金融市場と金融規制

・日本の教育システム ・労働経済学

・マクロ経済モデル分析論 ・金融経済論と政策分析 ・開発途上国の金融政策論 ・政策評価論 ・財政学 ・公的予算と財務 ・経済開発における政府と起業家の役割 ・時系列分析

Student Profile エリザベス モゴシィ ブシィロ(ケニア)

所属

ケニア 運輸・インフラ省 財務オフィサー

IDP特色

社会に影響を与える経済的諸課題に対する分析力的思考力と、課題解決のための政 策立案スキルが身につく

研究テーマ

債務増加がケニアの経済成長に与える影響

おすすめの授業 政策評価論(陣内 悠介 先生)

博識な先生の優れた教授方法により、学生が異なる政策問題をそれぞれの知識に基 づいて分析することができるようになります 外部金融を扱うマクロ経済部門で働きたいです

IUJ修了後

10 国際開発学プログラム

国際化・多様化・デジタル化に対応しうる公共・非営利部門の 次世代リーダーを育成 公共経営・政策分析プログラム

国際関係学研究科

公共経営・政策分析プログラム(PMPP: Public Management and Policy Analysis Program)は、公共経営学(PM:Public Management)と公共政策学(PP:Public Policy)の二つの学 位を提供しています。 「科目履修」と「修士論文または研究レポートの作成」からなる カリキュラムは、公共経営や政策に関する幅広い領域を網羅す るよう編成されています。公共部門で必要とされる知識とスキ ルを有し、優れたマネジメント力を発揮する人材の育成を目指 します。

政策分析入門、公共政策プロセス、統計学、計量経済学、ミク ロ経済学等の科目に加え、公共経営学専攻の学生は、公共組織 経営、行政学、公的予算と財務といった科目の履修を通じて、 より良い公共サービス提供のために必要な理論・学術的知見の 獲得を、公共政策専攻の学生は、費用便益分析、政策モデリン グ入門、政策評価論といった科目の履修を通じて、公共政策の 策定や履行に求められる専門知識の獲得を目指します。修士論 文または研究レポートでは、公共経営・政策に係る研究の問い を設定し、それに対する回答を導き出すことが求められます。

カリキュラム

1年目

2年目

修了要件

秋学期 冬学期 春学期 秋学期 冬学期 春学期

修士(公共経営学) または 修士(公共政策学) 40 単位 & 修士論文 または44単位 & 研究レポート

必修科目: 16単位

選択科目 : 18(22)単位

特別演習(論文指導): 6単位

PMPP必修科目

・(応用)計量経済学 ・費用便益分析(PP) ・政策分析入門 ・政策モデリング入門(PP)

・公共組織経営(PM) ・ミクロ経済学Ⅰ:価格理論 ・政策評価論(PP) ・行政学(PM) ・公的部門のリーダーシップ ・地方自治体と公共サービス ・マクロ経済学Ⅰ:所得理論 ・経済経営数学 ・パフォーマンス・マネジメント ・政治制度とガバナンス 選択科目(PMPP開講科目)

・公的予算と財務(PM) ・公共政策プロセス ・統計学

・環境政策と災害管理 ・産業組織論と政策分析 ・情報政策管理 ・日本政府と政治

・公共セクターの人的資源管理論 ・公共組織論 ・リサーチ方法論 ・サーベイ・データと因子分析

Student Profile ジョセフ サイルス パガラ サンタリシス(フィリピン)

所属

フィリピン 専門技術教育機関(TESDA) テクニカル・スペシャリスト 公務員として実務経験のある学生が世界中から集まっています。公共管理コースと 政策分析コースが一体となっているため、公共サービスに関する幅広い知識が得ら れます 技術職業教育訓練(TVET)による生涯学習の促進 実利的な授業のため、学生は自身の経験と紐づけて行政理論を学ぶことができます 政策に関する様々な知識を活かし、TVET の発展に貢献したいです

PMPP特色

研究テーマ

おすすめの授業 行政学(中村 絢子 先生)

IUJ修了後

11 公共経営・政策分析プログラム

国際公共政策プログラム(1年制)

国際関係学研究科

JICA との連携による政府機関幹部候補生向け1年制ミッドキャリア・ プログラム

国際公共政策プログラムは、国際大学が国際協力機構(JICA) との連携事業として設置した1年制ミッドキャリア・プログラ ムであり、アジア・太平洋州をはじめとする世界各国の若手・ 中堅外交官や政府省庁職員などを対象としています。 学生はそれぞれのバックグラウンドと将来のキャリア・プラン に応じて、「国際問題」もしくは「公共政策」いずれかのコンセ ントレーションを選択します。国際関係論や公共政策学の基本 を中心的に学ぶと同時に、それぞれの専門分野と関心に応じて、 大学が提供する幅広い科目から選択的に履修する機会が与えら れます。学生は、それまでに蓄積してきた実務経験を振り返っ

て体系的に見直し、深めることになります。また、最終学期に あたる夏季期間には集中講義が用意されており、そこでは、世 界経済・政治・環境がこれからどう移り変わっていくのかなど といった問題について、長期的・歴史的・多面的に考え、議論 する機会を与えられます。 このように、本プログラムは、公的セクターに働く若手・中堅 人材が、堅固な知識を獲得するだけでなく、国際的な諸課題に ついて長期的・多面的な視点から考える力を養うようにデザイ ンされたプログラムです。

カリキュラム 秋学期

冬学期

春学期

夏季学期

修了要件

選択科目:30単位(ベーシック 10 +その他選択 20)

修士(国際公共政策) 32 単位&研究レポート

特別演習(論文指導):2単位

選択科目 ベーシック

・国際人権論:文化、ジェンダー、平等 ・国際機構論 ・国際政治学 ・政策分析入門 ・ミクロ経済学Ⅰ:価格理論 ・公共政策プロセス ・安全保障と戦略:国家と国際関係からの視点 ・統計学 ・比較政治論 ・外交と国家 ・環境・持続可能な開発と人間の安全保障 国際問題

<夏季 キャップストーンコース> ・アジアと世界

・新時代の地政学 ・資本主義の行方 ・現代中国論

公共政策

・費用便益分析 ・計量経済学 ・環境政策と災害管理 ・情報政策管理 ・公共モデリング入門

・対外政策決定論 ・国際政治経済史 ・国際関係史 ・国際法 ・国際政治経済論

・公的部門のリーダーシップ ・地方自治体と公共サービス ・公共組織経営 ・政治制度とガバナンス ・公共組織論

・デジタル化世界の国際安全保障 ・難民・移民と人間の安全保障

12 国際公共政策プログラム

博士後期課程

国際関係学研究科

博士後期課程では、時代の潮流を見通す長期的なビジョンと多 様な価値観を認識・理解できるグローバルな視野を有し、かつ 国際社会が抱える広範囲で多様な課題に対して自立して研究活 動を行い、また高度に専門的な業務に従事するために必要な研 究能力及びその基礎となる豊かな学識を備えた人材を養成する ことを目的としています。 国際機関・公的機関、諸外国政府、研究機関等の行政官や専門 職員、そして将来世界で活躍したいと考えている方を対象に、

研究者養成のみならず国際舞台で活躍できる、そして実務での 経験のみならず学術的理論と技能を具有した高度専門的職業人 を養成していきます。 博士後期課程では、既存の国際関係学研究科修士課程の「国際 関係学プログラム」、「国際開発学プログラム」、「公共経営・政 策分析プログラム」の専門性を更に深化させた次の 三つのクラ スター からなる教育研究体制を構築しています。

国際関係学クラスター 【授与学位:博士(国際関係学)】 安全保障など複雑性を増している国際関係 学の高度な研究能力及び専門的な学識を有 する研究者又は、そのような研究能力と学 識を有し国際機関や行政機関で外交や安全 保障政策の立案・執行などの業務に従事す る高度専門的職業人を育成します

経済学クラスター 【授与学位:博士(経済学)】

公共経営学クラスター 【授与学位:博士(公共経営学)】 公共経営学の高度な研究能力及び専門的な 学識を有する研究者又は、そのような研究 能力と学識を有し国際機関や行政機関で効 率的な経営管理などの業務に従事する高度 専門的職業人を育成します

数理・統計的分析手法を包含した経済学の 高度な研究能力及び専門的な学識を有する 研究者又は、そのような研究能力と学識を 有し国際機関や行政機関その他の組織体に おいて経済開発・経済政策に関連した業務 に従事する高度専門的職業人を育成します

「必修科目」及び「博士論文特別演習(研究指導科目)」の区分により編成される。科目の履修は、博士の学位にふさわしい高度な専門知 識と学識の修得及び研究遂行能力の醸成を目的とする。博士論文特別演習は、博士論文執筆のための指導を目的とする。 課程修了・学位授与の条件

① 必修科目:6単位(3科目) 経済学クラスター

国際関係学クラスター ・国際関係論の諸理論特論(1年次秋) ・国際政治経済学特論(1年次冬) ・人権とグローバル・ジャスティス特論 (1年次春)

公共経営学クラスター ・公共経営学特論(1年次秋) ・政治とガバナンス特論(1年次冬) ・公共政策プロセス特論(1年次春)

・マクロ経済学特論(1年次秋) ・ミクロ経済学特論(1年次冬) ・計量経済学特論(1年次春)

② 博士論文特別演習(研究指導科目):9単位(3科目) ・博士論文特別演習Ⅰ(1年次通年) ・博士論文特別演習Ⅱ(2年次通年) ・博士論文特別演習Ⅲ(3年次通年) ③ 博士候補認定試験 博士後期課程1年次終了時に行われる博士候補認定試験において合格すること。不合格の場合は、再度翌年受験ができる ④ 学位論文審査・最終試験 研究論文1編以上が査読付学術誌において掲載が受理された上で博士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること ※博士後期課程における研究指導スケジュールの詳細は、ウェブページ(https://www.iuj.ac.jp/phd1/phd/index.html)をご参照 ください。

Student Profile シャザ ノーマルヤ ビンティ オマル(マレーシア)

所属

マレーシア 教育省 秘書補佐

PhD特色

学際的授業と個々の研究を通じ、国際社会が抱える複雑な課題に対しての包括的な 知識を得られます。多文化な学術環境は常に考えるきっかけをもたらすため、自身 の視野を広げることができます 不法移民の子供たちのための教育における二国間協力の分析 より良い政策立案と履行を通じ、子供たちが容易に教育にアクセスできるよう働き かけを行っていきたいです

研究テーマ IUJ修了後

13 博士後期課程

国際関係学研究科 教員紹介

★博士後期課程担当教員

国際関係学

教授 クーレイ ナーワーラゲ S ★ 名古屋大学 経済学博士号(1996) 担当科目:基礎経済学、国際政治経済論、 マクロ経済モデル分析論 講師 マチケナイテ ヴィダ ★ 慶應義塾大学大学院 政策・メディア博士号(2015) 担当科目:比較政治論、中国外交論、ユー ラシアにおける国際関係

教授 加藤 宏 ハーバード大学 ケネディ行政学院(米国) 行政学修士号(1988)

担当科目:国際機構論、日本の国際協力政策、 開発政策・プログラムの分析、アフリカ開 発の課題、現代中国論 研究科長、教授 ミョー マウン アウン ★ オーストラリア国立大学 政治学・国際関係学博士号(2000) 担当科目:対外政策決定論、国際政治学、 グローバル・イシュー、外交と国家、安全 保障と戦略:国家と国際関係からの視点

教授 信田 智人 ★ ジョンズ ホプキンス大学(米国) 国際関係学博士号(1994)

教授 佐治 幹英 ★ シカゴ大学大学院(米国) 政治学博士号(2006)

担当科目:国際人権論:文化、ジェンダー、 平等、政治理論、現代日本における社会問題: モダンとポストモダン 教授 山口 昇 フレッチャー法律外交大学院 修士号(1988) 担当科目:デジタル化世界の国際安全保障、 日本の安全保障政策、現代戦略の変遷

担当科目:国際関係史、アメリカ対外政策論、 戦後の日本政治、日本の国際関係と外交政策

特任教授 田所 昌幸 京都大学 法学博士号(1998)

担当科目:現代世界政治論、国際政治経済史、 新時代の地政学、日本近代化の政治経済史

国際開発学

准教授 フアン チエンユー ★ ノースカロライナ州立大学(米国) 経済学博士号(2009) 担当科目: マクロ経済学Ⅰ:所得理論、上 級マクロ経済学:政策分析、時系列分析 准教授 ケーン ロバート F ★ ノースカロライナ州大学(米国) 経済学博士号(2013) 担当科目:経済経営数学、国際貿易論、開 発政策とグローバル化

教授 後藤 英明 ★ コーネル大学(米国) 応用経済学博士号(2009)

担当科目:ミクロ経済学Ⅰ:価格理論、開 発経済学、制度・戦略的行動と経済発展、 グローバルマーケットセミナー 准教授 陣内 悠介 ★ ロチェスター大学(米国) 経済学博士号(2013) 担当科目:統計学、労働経済学、日本の教 育システム、政策評価論

14 国際関係学研究科 教員紹介

国際関係学研究科 教員紹介

★博士後期課程担当教員

国際開発学

講師 タン チェン ダウ ★ ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア) 経済学博士号(2016) 担当科目:ミクロ経済学Ⅱ:戦略的行動と 情報分析、費用便益分析、産業組織論と政 策分析 講師 ワン チュン イー(ジェニー) ★ ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア) 経済学博士号(2013) 担当科目:計量経済学、応用計量経済学、 クロスセクション・パネルデータ分析、環境・ 医療経済学

准教授 リン チンヤン ★ ウィスコンシン大学マディソン校(米国) 経済学博士号(2010) 担当科目:金融経済論と政策分析、マクロ 経済学Ⅱ:景気循環と成長理論、開発途上 国の金融政策

教授 臼井 則生 ★ 東京大学 農業経済学博士号(1996)

特任教授 有吉 章 オックスフォード大学(英国) 経済学博士号(1981) 担当科目:国際金融論、金融市場と金融規制 担当科目:財政学、農業開発と資源収入管理、 進化する開発パラダイムと国際開発機関の 援助政策の変遷、経済開発における政府と 起業家の役割

公共経営・政策分析

教授 リム スンフ ★ フロリダ州立大学(米国) 行政学博士号(2015) 担当科目:公的予算と財務、公共政策プロ セス、環境政策と災害管理 准教授 パーク フン ミョン ★ インディアナ大学ブルーミントン校(米国) 公共政策学博士号(2007) 担当科目:政策分析入門、情報政策管理、 政策モデリング入門、サーベイ・データ分析

講師 チョン ジウォン アリゾナ州立大学(米国) 行政政策学博士号(2020)

担当科目:公共セクターの人的資源管理論、 公的部門のリーダーシップ、リサーチ方法論

講師 中村 絢子 エクセター大学(英国) 政治学博士号(2012) 担当科目: 公共組織論、パフォーマンス・ マネージメント、行政学 教授 山田 恭平 ★ イェール大学(米国) 政治学博士号(2013) 担当科目:地方自治体と公共サービス、日 本政府と政治、政治制度とガバナンス

15 国際関係学研究科 教員紹介

MBAプログラム

国際経営学研究科

新興市場の波をとらえ、国際競争をリードする

日本初のアメリカ型 MBAプログラムを提供するビジネススクー ルとして、国際経営学研究科は 1988 年の開設以来、日本と世界 のビジネスの架橋という課題に向き合ってきました。その結果、 日本人、外国人を問わず、数多くのIUJ修了生が企業のグロー バル展開に欠くことのできない人材として組織の中核を担って います。急速に変化するビジネス環境を牽引するための厳選さ れた最先端の知見を多様な学生に伝えてきた IUJ の MBA プログ ラムは、英「エコノミスト」誌 MBA 世界ランキングトップ 100 校の中に幾度となく選出され、2018 年には世界的なビジネスス クールの認証機関である AACSB の認証も取得した国際的に認め られた存在です。 MBAのカリキュラムは、近い将来の世界の経済成長予想を踏 まえ、急成長する新興市場で国際的な競争優位性を獲得するた めの知識、スキル、そしてマインドセットを学ぶことに主眼を 置きます。また、デジタルトランスフォーメーションや第4次 産業革命がビジネスにもたらす影響の大きさを踏まえ、技術革

新とマネジメントの関係性について理解を深める授業の拡充を 図っています。これらの実践的な知識やスキルを社会の持続可 能な成長と発展に利活用し、社会的責務を果たすことのできる ビジネスリーダーを育成するカリキュラムを提供します。 必修科目中心の1年次は、グローバルリーダーシップや新興市 場といったカリキュラムの柱となるテーマをケース・スタディ 形式で学びます。事例はアジア、中南米、アフリカも含み、先 進諸国にとどまりません。また、グループワークの機会が多く、 多国籍なメンバーと議論を重ねる過程で、実践的な異文化コミュ ニケーション能力と多国籍チームを率いるリーダーシップが涵 養されます。1年次の最終学期から2年次にかけては、それぞ れのキャリアゴールを念頭に置いた選択科目を履修し、各分野 の教員の指導の下、専門性を磨きます。就職後、日本の企業文 化にスムーズに溶け込めるよう、日本語プログラムに参加する ことも奨励されています。

カリキュラム

1年目

2年目

修了要件

秋学期 冬学期 春学期 秋学期 冬学期 春学期

修士(経営学) 40単位 & 修士論文 または44単位 & 研究レポート

必修科目:19 単位

・データ分析によるビジネス支援 ・組織行動論 ・経営戦略 特別演習(論文指導):6単位 選択科目:15(19)単位

MBA必修科目

・財務会計学 ・管理会計学 ・企業財務

・国際経営 ・企業の社会的責任(CSR)論

・マーケティング・マネジメント ・オペレーションズ・マネジメ ント

選択科目

・財務諸表と経営分析 ・情報政策管理 ・リサーチ方法論 ・基礎経済学 ・クロスセクション・パネルデータ分析 ・環境政策と災害管理 ・マクロ経済学Ⅰ:所得理論 ・計量経済学 ・応用計量経済学

・国際金融論 ・公共組織経営 ・Python によるデータ分析 ・ポートフォリオ・マネジメント ・起業とベンチャーファイナンス ・持続可能な世界のための財務管理 ・ファイナンスとフィンテック ・顧客関係管理(CRM) ・リスク・マネジメント

・デジタルプラットフォームとデジタルビジ ネスモデル ・データ管理とモデリング ・ビッグデータ分析 ・ビジネスのための人工知能 ・デジタル産業の世界的展望 ・日本社会のデジタル・トランスフォーメーション ・日本の主要産業と人事手法 ・日本の中小企業 ・日本のものづくり経営

Student Profile 木村 真理(東日本旅客鉄道)

前ポジション 乗務員 MBA特色

優れた教授陣の指導の下、多国籍の学生たちと意見をぶつけ合い切磋琢磨できる環 境は、他にはありません

研究テーマ 多角化経営における人的資源配置の最適化 おすすめの授業 マーケティング・インテリジェンス(コマイ アレッサンドロ 先生)

理論やケースを使用した講義、実態調査やグループワークを通し、企業や組織にお ける MI について様々な側面から考えることができます 海外を含めた事業展開を通じて、地域に貢献することが目標です

IUJ修了後

16 MBAプログラム

変革を恐れず、社会的責務を果たすリーダーの育成 MBA 1年制プログラム

国際経営学研究科

COVID-19 の世界的大流行と急速なデジタル化はビジネスの潮流 にパラダイムシフトを引き起こしました。さらに、企業はESG (環境、社会、企業統治)の重要性の高まりに直面しており、 COVID-19 後のビジネス環境では、ESG を意識した経営に取り組 まなければなりません。IUJ の MBA 1年制プログラム(IMBA) は、このような新しい挑戦に立ち向かうことのできるジェネラ ル・マネージャーを養成します。 IMBAのカリキュラムでは、12か月という短期間に、革新的な ビジネス・ソリューションに取り組むための、核となる能力を 身につけます。本学ではケース・スタディを用いており、先進 諸国だけでなく、新興国の実際のビジネス場での事例から学び、 応用できるマネージャーを養成します。IMBAではチームワー クを重視しており、文化、国籍、経歴が異なる様々な背景を持 つ留学生とのグループワークを繰り広げることで、異文化多国 籍な環境における実践的コミュニケーション能力とグローバル リーダーシップを養います。授業での学びの他に、課外活動や

日常生活においての、多国籍環境での日々のコミュニケーショ ンも、IUJの特徴の一つです。プログラムの集大成として、最 終学期にあたる夏季期間にキャップストーン・コースを開講し、 それまでに獲得した知識・理論を活用し、具体的な経営課題の 解決に取り組みます。 IMBA はビジネスリーダーを養成する教育プログラムというだけ でなく、国際的なネットワーク構築の場でもあります。プログ ラム修了後は世界規模の IUJ 修了生ネットワークの一員として、 キャリアを賦活する豊かな知見と人脈の恩恵を享受します。

カリキュラム 秋学期

冬学期

春学期

夏季期間

修了要件

必修科目:11 単位 選択科目:16単位

修士(経営学) 32単位 & 研究レポート

リサーチ・セミナー: 2単位

・企業の社会的責任(CSR)論 ・デジタル・ディスラプションの戦略論 キャップストーンコース:3単位

IMBA 必修科目

IMBA キャップストーンコース ・リーダーシップ・ブートキャンプ ・戦略シュミレーション ・インターナショナル・キャリア開発

・財務会計学 ・組織行動論

・経営戦略 ・国際経営

(MBA・IMBA 共通)

・デジタル・トランスフォーメーションのマ ネジメント ・起業家精神とイノベーション ・起業家精神と小事業開発 ・新規事業創出とベンチャー ・ビジネス・プレゼンテーション ・マーケティング・インテリジェンス ・デジタルマーケティングとカスタマージャーニー

・日本的経営と企業統治 ・日本の企業金融と金融システム ・日本のビジネスリーダー ・日本の農業ビジネスと農政 ・人的資源管理とタレント・マネジメント ・サービス・マネジメント ・技術革新とデジタルの時代における企業戦略論 ・新興市場戦略論

・データ分析によるビジネス支援 ・リーダーシップ ・交渉戦略 ・デジタルサプライチェーンマネジメント

Student Profile 籔 智紀(株式会社日立製作所)

前ポジション 公共部門向け営業職 IMBA特色

対面重視の授業で行われる留学生との議論は、海外向けのビジネスで役立つ知識や スキルの習得に繋がります

研究テーマ 日本の諸手続きにおける官民データ連携プラットフォーム おすすめの授業 持続可能な世界のための財務管理(チャオ ユン リン 先生) 最新の研究動向を踏まえた密度の濃い授業 IUJ修了後 海外向け公共ビジネス展開のマネジメントに携わりたいです

17 MBA 1年制プログラム

デジタル社会のグローバルビジネスを牽引 デジタルトランスフォーメーションプログラム

国際経営学研究科

デジタルテクノロジーの進歩により、産業構造、企業経営、仕 事内容、そして労働環境に至るまで、社会のあらゆる面が劇的 に変化しました。 組織はもはやデジタル変革(DX)に遅れをと ることはできません。 デジタルの「未来」はもはや今日のもの となりました。新しいデジタルテクノロジーに対応して変革と 適応を達成しなければ、今後 10 年間のうちに現存するビジネス の40%近くが失われる可能性があると推定されています。この ため産業界では DX に精通した人材の獲得・確保が焦眉の課題と なっています。同時に、中小企業にとっては、大企業との差を 縮める貴重な機会でもあります。 これまで 20 年間近くにわたり世界トップクラスにランキングさ れる E ビジネス経営プログラムを展開してきた本研究科は 2021 年にこのプログラムを刷新し、デジタルトランスフォーメーショ ンプログラム(DXP)を設置しました。DXPでは、デジタル技 術とマネジメント・スキルを統合し、これからの社会のグロー バルビジネスを牽引してゆける将来のリーダーを育成します。 本プログラムの講師としては、デジタルテクノロジーの最先端

の研究に携わる教授陣、先端的なデジタル技術を駆使している 招聘実務家講師、および世界各地のトッププレイヤーをゲスト スピーカーとして招きます。本プログラムの教育方法はケース メソッド、シュミレーション演習や実際のビジネスを対象とし た仮想チームプロジェクトなどを取り入れます。修了生は、デー タサイエンス、ビッグデータ・AI・ブロックチェーン・クラウ ドコンピューティングなどに代表される最新のデジタルテクノ ロジーに関する実践的な知識を身につけることになります。そ れに加え、修了生はデジタル戦略、デジタルビジネスモデル、 起業、DX時代の組織設計、フィンテック、デジタルマーケティ ング、サプライチェーンなどの知見を併せ持つ人材となること が期待されています。 修了後の進路としては、IT部門のマネージャー、デジタル変革 を担当するマネージャー、テクノロジープロジェクトについて コンサルティングを行うITスペシャリスト、テックビジネスを 立ち上げる起業家などが想定されています。

カリキュラム 秋学期

冬学期

春学期

夏季期間

修了要件

必修科目:10 単位 選択科目:16単位

修士(デジタル経営学) 32単位 & 研究レポート

リサーチ・セミナー:2単位

キャップストーンコース:4 単位

DXP必修科目

DXP キャップストーンコース

・財務会計学 ・情報政策管理 ・デジタル化世界の国際安全保障 ・企業財務 ・Python によるデータ分析 ・データ分析によるビジネス支援 ・デジタルプラットフォームと デジタルビジネスモデル ・ビジネス・コア

・ファイナンスとフィンテック ・データ管理とモデリング ・ビッグデータ分析 ・ビジネスのための人工知能 ・日本社会のデジタル・トラン スフォーメーション ・経営戦略 ・デジタルトランスフォーメー ションのマネジメント ・起業家精神とイノベーション

・人的資源管理とタレント・マ ネジメント ・新規事業創出とベンチャー ・デジタル・ディスラプション の戦略論 ・デ ジタル時代のグローバル戦 略Ⅰ ・デジタルビジネスの倫理と CSR ・デジタル産業の世界的展望

・マーケティング・マネジメント ・デジタル・マーケティングと カスタマー・ジャーニー ・デジタルサプライチェーンマ ネジメント ・デ ジタル時代のグローバル戦 略Ⅱ ・リーダーシップ・ブートキャ ンプ

選択科目

Student Profile 田原 宥(三井化学株式会社)

前ポジション 研究開発職 DXP特色

マネジメントからデータ分析まで、企業のDX推進において求められる分野を網羅 しており、広く学べる環境 日本の化学産業がカーボンニュートラルを達成するための CO2 吸収源の活用 仮想通貨とその背景にあるブロックチェーン技術について、知識を深めることがで きる 社内 DX に携わり、業務プロセスの改革や新たなビジネスモデルの創出に寄与したい

研究テーマ

おすすめの授業 ファイナンスとフィンテック (チャオ ユン リン 先生)

IUJ修了後

18 デジタルトランスフォーメーションプログラム

社会課題を持続可能なソリューションで解決 国際社会起業家プログラム 海外協力隊(JOCV)候補者及び終了者限定

国際経営学研究科

海外協力隊(JOCV)は、政府開発援助(ODA)の一環として、 世界に貢献したいという想いを抱く日本の若者を2年間ボラン ティアとして開発途上国に派遣する、JICA(独立行政法人国際 協力機構)が実施する事業です。国際社会起業家プログラムは、 JOCV の終了者とこれから海外に派遣される候補者の両方を対象 としています。隊員活動終了後に海外においてビジネスやNPO を通して持続可能な社会課題解決に社会起業家として携わり、 貢献したい、または、国際機関などの支援組織で民間セクター とも連携しながら社会開発のために働きたい、と希望する若者 が、実際の行動を起こすために必要な知識、考え方、つながり を得ることができる教育の場を提供することを目的としていま す。キャンパスでの講義に加えて、途上国あるいは日本の地方 におけるフィールド実習を通して、実際に社会起業家として活 動することを想定したビジネスプランの試行をカリキュラムに 組み込んだ実践的なプログラムです。

課程修了時には、修士(社会起業経営学)/ Master of Social Entrepreneurship : MSEの学位が授与されます。社会起業家や 国際協力専門家にはインターディシプリナリーな考え方が求め られる点を踏まえ、経営学をベースに置きつつ国際関係学もバ ランスよく学んだことを示す学位が MSE です。

カリキュラム

キャンパスでの3学期間の修学 必修科目:13 単位 選択科目:15 単位

長期フィールド実習 フィールド実習:4 単位

修了要件

修士(社会起業経営学) 34単位 & 研究レポート

リサーチ・セミナー:2単位

ISEP必修科目

・経営戦略 ・国際経営

・地域資源とソーシャル・ビジネス ・ビジネス・コア

・企業の社会的責任(CSR)論

・財務会計学 ・マーケティング・マネジメント

選択科目

・農業開発と資源収入管理 ・日本の農業ビジネスと 農政 ・ビジネス・プレゼンテー ション ・リーダーシップ ・データ分析によるビジ ネス支援

・デジタルプラットフォー ムとデジタルビジネス モデル ・デジタルサプライチェー ンマネジメント ・国際人権論:文化、ジェ ンダー、平等

・国際機構論 ・国際政治経済論 ・起業家精神とイノ ベーション ・日本の国際協力政策

・デジタルトランスフォー メーションのマネジメ ント ・管理会計学 ・日本のものづくり経営 ・新規事業創出とベン チャー

・組織行動論 ・難民・移民と人間の 安全保障 ・起業とベンチャー ファイナンス ・デジタル産業の世界 的展望

Student Profile 飯野 瑤子

前所属 ISEP特色

JICA 海外協力隊ボランティア/ルワンダ/野菜栽培 国際経営学と国際関係学の両方の授業が履修出来るため、社会起業家を目指す上で 必要な知識が横断的に身に付き、異なる分野同士の思わぬ繋がりに気付くことが出 来る

研究テーマ ルワンダでの苗生産プロジェクト おすすめの授業 日本の国際協力政策 (加藤宏先生)

開発の功罪やボランティアの意義など、多角的に学べる 農業分野で、国際協力の道に進みたいです

IUJ修了後

19 国際社会起業家プログラム

国際経営学研究科 教員紹介

教授 廣瀬 紳一 慶應義塾大学 経営学博士号(2012)

教授 橘川 武郎 東京大学 経済学博士号(1996) 担当科目:日本のビジネスリーダー、起業 家精神とイノベーション

担当科目:組織行動論、サービス・マネジ メント、人的資源管理とタレント・ マネジ メント、ビジネス・コア

研究科長、教授 リー ヒョンクー カーネギーメロン大学(米国) 会計学博士号(1998)

教授 リー ウェンカイ 香港科技大学(香港) 工学博士号(2004)

担当科目:財務会計学、管理会計学、財務 諸表と経営分析、日本的経営と企業統治

講師 シーハン ベンジャミン クィーンズランド工科大学(オーストラリア) マーケティング博士号(2022) 担当科目:顧客関係管理(CRM)、マーケティ ング・リサーチ、消費者行動、広告戦略 担当科目:マーケティング・マネジメント、マーケ ティング・インテリジェンス、デジタル・マーケティ ングとカスタマー・ジャーニー、ビジネス・コア 担当科目:ポートフォリオ・マネジメント、 持続可能な世界のための財務管理、起業と ベンチャーファイナンス、ファイナンスと フィンテック 准教授 コマイ アレッサンドロ ラモン・リュイ大学(ESADE ビジネススクー ル)(スペイン) 経営科学博士号(2008) 担当科目:データ分析によるビジネス支援、 オペレーションズ・マネジメント、デジタル・ サプライ・チェーン・マメジメント 教授 ザンザン インイン ラモン・リュイ大学(ESADE ビジネススクー ル)(スペイン) 経営科学博士号(2008) 担当科目:国際経営、技術革新とデジタル の時代における企業戦略論、新興市場戦略論 准教授 チャオ ユン リン ペンシルベニア州立大学(米国) 経営管理博士号(2008)

教授 横瀬 勉 慶應義塾大学 MBA(1994)

担当科目:企業の社会的責任(CSR 論)、リー ダーシップ、交渉戦略、日本の主要産業と 人事手法、リーダーシップ・ブートキャンプ

准教授 アウン ザウ ザウ 長岡技術科学大学 工学博士号(2010)

担当科目:ビジネスのための人工知能、デ ジタル・プラットホームとデジタル・ ビジ ネス ・モデル、データ管理とモデリング、 ビッグデータ分析

准教授 チュアン ホンウェイ 台湾大学(台湾) 財政学博士号(2011)

担当科目:企業財務、投資と機械学習、リ スク・マネジメント、Python によるデータ 分析、ビジネス・コア

准教授 舟橋 學 東京大学 国際協力学博士号(2014)

担当科目:経営戦略、日本の中小企業、日 本の産業発展、地域資源とソーシャル・ビ ジネス

特任教授 アーメッド モハメッド デラウェア大学(米国) 言語博士号(1988)

担当科目:異文化コミュニケーション論、 ビジネス・プレゼンテーション、インター ナショナル・キャリア開発

20 国際経営学研究科 教員紹介

日本・グローバル開発学プログラム

国際経営学研究科 国際関係学研究科

日本の開発・発展の普遍的論理を学ぶ国際人材育成プログラム

JGDP では、学生自身が次のような希望専門分野に応じて、二つ の研究科のどちらかに所属することを選択できます。そしてそ の専門分野の科目とJGDPの科目を履修した上で、修了時には 各専門分野に応じた学位が授与されます。 専門分野 学 位 専門分野 学 位 外交政策 修士(国際関係学) 経 営 修士(経営学) 経済政策 修士(経済学) 「外交政策」、「経済政策」、「開発政策」、「公共経営」のいずれか を選択すれば、国際関係学研究科所属、「経営学」を選択すれば、 国際経営学研究科所属となります。修士(経営学)とは、MBA のことです。 カリキュラム JGDP 関連科目では、理論的基礎と国際比較の視点を重視した内 容が提供されます。 国際関係学研究科が提供するJGDP 関連科目では、明治維新以 降(又は、第二次世界大戦以降)における日本の国際政治経済 環境や日本経済の成長の特徴について学び、さらに日本の外交 政策、安全保障、対外支援政策、財政と行政、教育システムが 日本の発展にどのように影響を与えたかについて学びます。 国際経営学研究科が提供するJGDP 関連科目では、日本型経営 論、企業金融とそれを支える金融システム、日本の主要産業、 人事手法、ものづくり経営、中小企業の発展、企業リーダーな どが日本の経済発展に与えた影響について学びます。 課程修了・学位授与の条件 課程修了の要件は、修士課程に2年間在籍し、合計 40 単位以上 を修得し、必要な研究指導を受けたうえで、学位論文または研 究レポートを提出し、且つその審査に合格することです。 開発政策 修士(国際開発学) 公共経営 修士(公共経営学)

日本・グローバル開発学プログラム(JGDP:Japan-Global Development Program)は、JICA(独立行政法人国際協力機構) の開発大学院連携プログラムの一環として、JICA と国際大学が 共同で実施運営するプログラムです。その目的は、日本の発展 と開発の経験を材料に、普遍性のある発展と成長の論理を政治・ 経済・経営の分野にまたがって学ぶ機会を提供することにあり ます。JGDP は国際関係学研究科の修士課程と国際経営学研究科 の修士課程の共同プログラムとして、本学が初めて導入した国 際人材育成プログラムで、以下の点を特長としています。 1. 留学生が、日本の経験の背後にある論理と教訓(成功例、失 敗例の両面)を学び、自国の発展戦略を考えるための知識と スキルを修得する。 2. 日本人学生が、英語で日本の発展の論理や教訓を学ぶことに より、グローバルな視点から日本を海外へ発信する能力を養 う。 3. 将来、国際場裡で活躍する学生が、日本の経験をケース材料 として、国の発展と企業成長の普遍的論理について学ぶ。 このプログラムは、日本専門家を育成するためのものではあり ません。将来各国のリーダーとなることが期待されている留学 生達が、母国発展の政策/戦略立案に携わるとき、日本の発展 と開発の経験の論理と教訓を学んだことが、大いに役立つと私 たちは考えます。日本の発展と開発の背後にある論理が、グロー バルシーンに適用され、国や企業の発展に役立てられる、それが、 このプログラムを「日本・グローバル開発学プログラム」と名 付けた理由です。また、JGDP は、日本人学生が、自国の発展に ついて、きちんと海外で説明できるようになることを可能とし、 国際人材として活躍する一助となることでしょう。

JGDP関連科目

GSIR提供科目

GSIM 提供科目

・日本的経営と企業統治 ・日本の企業金融と金融システム ・日本の主要産業と人事手法 ・日本のものづくり経営

・日本のビジネスリーダー ・ 日本の中小企業 ・日本の農業ビジネスと農政

・世界の中の近代日本 ・日本の国際関係と外交政策 ・日本の開発協力の実践 ・戦後の日本経済 ・戦後の日本政治

・日本の安全保障政策 ・日本の財政と行政 ・日本の教育システム ・日本の国際協力政策 ・日本近代化の政治経済史

(上記の科目以外に、他のプログラムが提供する科目を履修します。学位毎の修了要件単位の詳細については以下のURLをご参照ください。 https://www.iuj.ac.jp/jp/graduate/gsir/ir_index/jgdp/requirement-jgdp/) Japan Focus 他のプログラムに所属する学生が上記JGDP関連科目を履修し8単位以上取得した場合、“Japan Focus” の要件を満たした者として、 特別な証明書を受け取ることができます。

21 日本・グローバル開発学プログラム

交換留学提携校

授業料の追加負担なく海外トップスクールの授業と海外生活を 一学期間体験できる IUJ 学生の特権

欧州

《チェコ》 ❶ プラハ・カレル大学社会科学研究科 《イタリア》 ❷ ボッコーニ大学 《スペイン》 ❸ ラモン・リュイ大学ブランケルナ情報・ 国際関係学スクール

GSIR 国際関係学研究科 提携校

Graduate School of International Relations

北米

《カナダ》 ❶ カールトン大学ノーマン・パターソン国際関係学大学院 《米国》 ❷ ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院 ※ ❸ ニューヨーク大学スターン経営大学院 ※

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5

GSIM 国際経営学研究科 提携校

Graduate School of International Management

欧州 《フィンランド》 ❶ オルト大学 《フランス》

北米 《カナダ》 ❶ コンコーディア大学ジョン・モルソン経営大学院 ❷ ヨーク大学シューリック経営大学院 《米国》 ❸ サザン・メソジスト大学コックス経営大学院 ※ ❹ ワシントン大学フォスター経営大学院 ※ ❺ ノースカロライナ大学ケナン・フラグラー経営大学院 ❻ レンセラー工科大学ラリー経営大学院 ※ ❼ 南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院 ※ ❽ ヴァンダビル大学オーエン経営大学院 ❾ ロチェスター大学サイモン経営大学院 ❿ ニューヨーク大学スターン経営大学院 ※ ⓫ ダートマス大学タック経営大学院 ⓬ フロリダ大学ウォリントン経営大学院

❷ EMリヨンビジネススクール ❸ NEOMAビジネススクール 《ドイツ》 ❹ WHUオットー・バイスハイム経営大学 《イタリア》 ❺ SDAボッコーニ経営大学院 《オランダ》 ❻ エラスムス大学ロッテルダム経営大学院 ※ 《ノルウェー》 ❼ ノルウェー経済大学 《スペイン》 ❽ ESADEビジネススクール ❾ IESEビジネススクール 《スイス》 ❿ セントギャレン大学 《英国》 ⓫ ウォリック大学ビジネススクール ※

※ 現在この提携校へは学生の派遣をしていません。

22 交換留学提携校

金子 彰良 (東日本旅客鉄道) MBAプログラム ����年修了 EMリヨンビジネススクール (フランス)

アジア

《中国》 ❶ 対外経済貿易大学国際経済貿易学院 《韓国》 ❷ ソウル国立大学国際大学院 ❸ 延世大学国際大学院 ❹ 梨花女子大学校 《タイ》 ❺ タマサート大学 《台湾》 ❻ 国立政治大学社会科学学院

EMリヨンビジネススクールが位置するのは美食の街 として知られるフランス第二の都市リヨンです。比較 的年齢が若いヨーロッパ圏の学生と勉強やグループ ワークを行い、彼らの起業家精神とITスキルに感銘を 受けました。授業外ではローカルフレンチとワインを 楽しみながら交流し、フランス文化や考え方に触れる 絶好の機会となりました。

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古閑 修希 日本・グローバル開発学プログラム ����年修了 WHUオットー・バイスハイム経営大学 (ドイツ)

アジア

WHUオットー・バイスハイム経営大学での交換留学経 験は私にとって大きな財産になりました。IUJでは開 設されていない科目を履修し、その中で行われる多様 なバックグラウンドを持つ学生たちとの刺激的なディ スカッションは、私の学習に対するモチベーションを 高め、授業内容をより深く理解することに役立ちまし た。交換留学制度を通じ、多くの皆さんにこの経験を していただきたいです。

《中国》 ❶ 中国人民大学商学院 ❷ 復旦大学経済学院 ※ 《香港》 ❸ 香港科技大学商学院 ※ 《インド》

❹ インド経営大学院アーメダバド校 ❺ インド経営大学院バンガロール校 《インドネシア》 ❻ ガジャマダ大学経営修士プログラム 《マレーシア》 ❼ マレーシア国際イスラーム大学経済経営科学研究科 《シンガポール》 ❽ シンガポール国立大学ビジネススクール 《台湾》 ❾ 国立政治大学商学院 《タイ》 ❿ チュラロンコン大学サシン経営大学院

23 交換留学提携校

英語プログラム 英語プログラムでは、学内公用語である英語能力を高めるため に、入学予定者等を対象に夏期英語集中講座(IEP)を開講して います。入学後も年間を通じて、様々な英語科目を提供し、学 生の学業と修了後のキャリア開発に役立つ英語のスキル修得を サポートしています。 英語科目 <学術英語> Academic Englishは1年次の学生を対象とした科目で大学院で の学業を遂行するために、アカデミック・ライティングに必要 な基礎を学びます。 English for Thesis Writing/ English for Research Writing では 2年次の学生が修士論文・研究レポートを書くためのトレーニ ングを受けます。 Academic English Literacyは、口頭および書面上でのディベー トスキル向上を狙いとした科目で、学年を問わず、履修できます。 <ビジネス英語> English for Professional Communicationは、ビジネスのため のライティング(メール、メモ、報告書)・スピーキング(面接、 会議管理、交渉)能力向上を目指す学生向けに開講するコース です。 夏期英語集中講座(IEP) 夏期英語集中講座(Intensive English Program : IEP)は、大 学院レベルの教育・研究を英語で効果的に進めることができる よう、英語を母国語としない学部卒業生、社会人を対象とした、 実用的で正確な英語能力の習得を目的とする合宿型プログラム です。毎年7月中旬より8週間開講しています。本講座は本学 入学予定者の準備講座として始まりましたが、現在、入学予定 以外の企業や機関の方々にも提供しています。従来の日本の大 学や語学学校における英語教育とは異なり、IUJ 独自の手法とカ リキュラムにより、ディスカッションやプレゼンテーションだ けでなく、リーディングやライティングを含め、総合的かつ効 果的に対応できる能力を自然に身につけることができます。入 学予定者の他、実践的な英語スキルの向上を目指したい方、海 外赴任を控えている方に、非常に効果的な講座となっています。 言語教育研究センター

日本語プログラム 日本語プログラム(JLP)では、基礎、初級、中級、中上級、上 級などのコースを提供しています。基礎や初級コースではコミュ ニケーションスキルの基礎、中級や中上級コースでは基礎的日 本語を使った応用力、上級コースでは社会問題や自分の専門に ついて説明、議論ができる日本語力を身につけることを目標と しています。また、日本語学習の成果の場として「日本語発表会」 を毎年実施しています。無単位のコースとしてビジネス場面で 必要な敬語やビジネスマナーを身につけるビジネス日本語コー スなどが開講される年もあります。 各コースの日本語到達目標 レベル JLPT レベル 漢字数 OPI 初級 N4~5 300 初 - 中~中 - 下レベル 中級 N3 600 中-上レベル 中上級 N2~3 900 上-下レベル 上級 N1~2 1000~ 上-中~上-上レベル 日本語集中プログラム 主に日本語を学んだことがない学習者を対象に夏期集中日本語 講座を実施します。対象となる学習者はIMF奨学生とIUJ留学 生です。ひらがな、カタカナ、挨拶、自己紹介、買い物時の会 話など日常生活に必要な日本語を身につけます。

[IEP]スケジュール・プログラム内容

第1週 第2週 第3週 第4週 第5週 第6週 第7週 第8週

午前 オーラル・コミュニケーション :「聴く・話す」 プレゼンテーション、ディスカッション & リスニング 午後 IUJ入学予定者 テキスト・スキルズ:「読む・書く」 IUJ 入学予定者以外 ビジネスコミュニケーション・スキルズ :「聴く・話す・読む・書く」 課外活動 多文化キャンパスライフ (ハイキング、フィールドトリップ、バーベキューなどのアクティビティ) 英語プログラム クルックス アンソニー(Crooks, Anthony)

言語教育 研究センター 教員

竹内 明弘 教授 モナシュ大学 日本語応用言語学修土号(1994) 倉品 さやか 講師 広島大学 教育学修士号(2004) 永井 絢子 講師 筑波大学 国際日本研究博士号(2016) 石橋 美香 講師 桜美林大学 日本語教育学修士号(2007) 日本語プログラム

教授 ディーキン大学 TESOL修士号(1999) メイン ラッセル(Mayne, Russell) 講師 レスター大学 TESOL修士号(2007) モンデハー マイケル(Mondejar, Michael) 准教授 コロンビア大学教員養成大学 TESOL修士号(2012) パーソンズ ダニエル(Parsons, Daniel) 講師 英国オープン大学 応用言語学修士号(2011)

24 言語教育研究センター

パートナーシップ / 短期研修プログラム

●企業との連携 設立当初より、日本のビジネス界から広くご支援をいただいて います。授業でのゲストスピーカー、特別講演会、学生や教員 との共同研究プロジェクト、学生のインターンシップ等にもご 協力いただき、実際の企業活動に触れる機会となっています。 ●企業派遣生の受入れ 開学以来、170 以上の企業・機関から 900 名以上の社員・職員 が IUJ の修士課程で学び、世界各地で活躍しています。 2022年 9月現在学生派遣企業(修士課程)(50 音順)

・夏期英語集中講座(IEP: Intensive English Program) 毎年7月中旬から開講される8週間のプログラムで、少人数制 (1 クラス 12 名以下)、多国籍環境での集中学習により、実践的・ 総合的な英語能力の向上を目的としています。開学以来、本学 入学予定者の準備講座として実施、現在は企業・機関の短期英 語研修としても活用されています。 (詳細⇒ P.24 参照) ・グローバル リーダーシップ・プログラム(GLP) ビジネス及び異文化・行動マネジメント能力、デジタルトラ ンスフォーメーションの知識を兼ね備えたグローバルマネー ジャーの短期育成を目的とした、英語による1週間の合宿型マ ネジメントプログラムです。少人数グループに本学外国人学生 がファシリテーターとして参加、海外赴任前研修としても効果 的なプログラムです。 ●各国政府・国際機関とのパートナーシップ 各国政府や国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)、独立 行政法人国際協力機構(JICA)などの国際機関、国際援助機関、 民間財団等と幅広いパートナーシップを結んでいます。各パー トナーからは留学生への奨学援助や、各種研修事業への様々な ご支援をいただいています。 ●国内外の大学・機関との連携 長岡技術科学大学、順天堂大学、JICAとは連携協力に関する協 定を締結、インドネシア、モンゴル、中国等の海外提携大学と のリンケージ・プログラムも行っています。

味の素株式会社 イオン株式会社 独立行政法人中小企業基盤整備機構 ダイキン工業株式会社 東北電力株式会社 東日本旅客鉄道株式会社 三井住友海上火災保険株式会社 明治安田生命保険相互会社 株式会社モスフードサービス ●短期研修プログラム

英語を学内公用語とする国際的環境を活かして、グローバリゼー ションを成長戦略の機会として捉える企業・機関に対して各種 研修プログラムを提供しています。また、ご要望に応じてカス タマイズ型研修も行っています。

グローバル人材パートナーシップ

2022年9月1日現在(50音順) IUJ は、わが国のグローバル人材育成の最重要拠点となるべく、多くの企業と「グローバル人材パートナーシップに関する覚書」を締結しています。

国際大学(IUJ)グローバル人材パートナーシップ覚書締結企業

41. 株式会社日立製作所 42. 株式会社ファーストリテーリング 43. ファイザー株式会社 44. 富士通株式会社 45. 丸紅株式会社 46. 株式会社みずほ銀行 47. みずほ証券株式会社 48. 株式会社三井住友銀行 49. 三井物産株式会社 50. 三菱ケミカル株式会社 51. 三菱重工業株式会社 52. 三菱ふそうトラック・バス株式会社 53. ヤマト運輸株式会社 54. 横河電機株式会社 55. 株式会社LIXILグループ 56. 株式会社良品計画 他1 社 * 新潟県とは「連携に関する協定書」を締結

1. アクセンチュア株式会社 2. アステラス製薬株式会社 3. イオン株式会社 4. EY新日本有限責任監査法人 5. 株式会社エイチ・アイ・エス 6. SMBC日興証券株式会社 7. オリックス株式会社 8. 花王株式会社 9. コスモエネルギーホールディングス株式会社 10. 株式会社小松製作所 11. サントリーホールディングス株式会社 12. 株式会社シーエーシー 13. GEジャパン株式会社 14. JFEホールディングス株式会社 15. 昭和電線ホールディングス株式会社 16. スカパーJSAT株式会社 17. 住友商事株式会社 18. 全日本空輸株式会社 19. 双日株式会社 20. 第一三共株式会社

21. 武田薬品工業株式会社 22. 中外製薬株式会社 23. 独立行政法人中小企業基盤整備機構 24. 帝人株式会社 25. テルモ株式会社 26. 東京エレクトロン株式会社 27. 東京電力ホールディングス株式会社 28. ナミックス株式会社 29. 株式会社ニコン 30. 日本アイ・ビー・エム株式会社 31. 株式会社日本政策投資銀行 32. 日本生命保険相互会社 33. 日本たばこ産業株式会社 34. 日本電信電話株式会社 35. 株式会社日本取引所グループ 36. 日本マイクロソフト株式会社 37. ハウス食品グループ本社株式会社 38. パーソルキャリア株式会社 39. パナソニックホールディングス株式会社 40. 東日本旅客鉄道株式会社

附置研究所

国際大学グローバル・コミュニケーションセンター (GLOCOM:Center for Global Communications) 1991 年の設立以来、学際的日本研究や、情報通信技術の発展と普及に根ざした情報社会学研究を中心に、原理原則 に基づいた学術的研究活動と現実社会との実践活動を並行して推進しています。産官学民の結節の場として、常に 新しい社会動向に関する先端研究所であることを目指しています。

25 パートナーシップ / 短期研修プログラム

キャリア・サポート マンツーマンキャリアカウンセリング

IUJ では学生が希望するキャリアを実現できるよう、個々人に適した職業やインターンシップを見つけ、採用に向けて行うべきことを適 切にアドバイスしています。個別面談や各種ワークショップ、教員や修了生を活用した取り組み等、小規模大学院ならではのきめ細やか なキャリアサポートを行っています。 多くの IUJ 修了生が、国際協力の分野やグローバル企業で活躍しています。 就職・キャリア支援の特徴 学業で多忙な学生をサポートするため、以下の取り組みを行っています。 【履歴書ブック(英文)の発行】

【オンキャンパスリクルーティングの実施】 企業人事担当者を1日1社お招きし、企業 説明会のあと1次面接を実施しています。 またオンラインシステムなどを用いた遠隔 での説明会や面接も行っています。

毎年キャリアセンターに登録した学生の英文履 歴書をまとめた履歴書ブック(冊子)を発行し、 企業人事担当者へ発送、または持参して学生を 直接紹介しています。

キャリアサポート年間スケジュール

オリエンテーション等

秋学期(10 月初旬~ 12 月中旬)

冬学期(1月初旬~3月中旬)

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

・キャリアガイダンス (9月下旬) ・入学式

・キャリア支援登録 ・英文履歴書作成 ・学生面談

・履歴書ブック発行

オンキャンパスリクルーティング(企業説明会・面接)(1月中旬~3月上旬)

随時個別相談 (Email での相談含む)、履歴書添削、面接練習 サマーインターンシップ (2年制プログラムの1 年修了者のみ)

各自リサーチ(12 月下旬~1月上旬)

26 キャリアサポート

Student Voice

バティハン ハユレッティン ディジダログル(トルコ) アクセンチュア株式会社(採用内定) MBAプログラム 2022年修了 IUJ キャリアオフィスは、求人情報の紹介や面接手配などはもちろん、内定後の 労働条件の確認にいたるまで、全てにおいてマンツーマンで事細やかにサポート してくれました。そのおかげで、余裕を持って就職活動を行うことができました。

私費学生就職実績例

<コンサルティング> ・アクセンチュア株式会社 ・KPMG 税理士法人 ・デロイトトーマツフィナンシャルアド バイザリー合同会社 <ファイナンス> ・ソシエテ・ジェネラル・グループ <製造> ・アイリスオーヤマ株式会社 ・日本信号株式会社

<情報通信> ・株式会社KPMG Ignition Tokyo ・グーグル株式会社(Google Japan) ・GMO インターネット株式会社 ・日本マイクロソフト株式会社

<商社> ・丸紅株式会社(モロッコ) ・三井物産株式会社(インド) ・三菱商事株式会社 <物流> ・日本通運株式会社 <国際機関> ・世界銀行 ・特定非営利活動法人 国連UNHCR協会 ・ユニセフ

・LINE株式会社 ・楽天株式会社 <エネルギー> ・JERA株式会社 <建設>

・三菱重工業株式会社 ・ヤマハ発動機株式会社 ・横河電機株式会社

・清水建設株式会社 ・大成建設株式会社 ・JFE エンジニアリング株式会社

インターンシップ実績例 ・アジア開発銀行研究所 ・株式会社イオン銀行 ・AVL ジャパン株式会社 ・合同会社カンター・ジャパン ・Guidable 株式会社 ・公益財団法人環日本海経済研究所

・KPMG 税理士法人(東京、ミャンマー) ・国際連合地域開発センター(名古屋、ケニア) ・JFE エンジニアリング株式会社

・東日本旅客鉄道株式会社 ・マーレエレクトリックドライブス ジャパン株式会社 ・三菱ふそうトラック・バス株式会社 ・ユニセフ

・自然電力株式会社 ・帝国繊維株式会社 ・日本証券金融株式会社

キャップストーンコース (MBA 1 年制、DXプログラム、国際公共政策プログラム)(6月中旬~8月中旬)

春学期(4月上旬~6月中旬)

4月

5月

6月

7月

8月

オンキャンパスリクルーティング(企業説明会・面接)(4月上旬~6月中旬)

1年制修士課程修了(8月末)

・修了式(6月下旬) 2年制修士課程修了 就労ビザ切替 (日本で就職する外国人)

随時個別相談 (Email での相談含む)、履歴書添削、面接練習

サマーインターンシップ (2年制プログラムの1年修了者のみ)

27 キャリアサポート

多文化が共生するキャンパス 多様性はIUJ教育において何よりも尊重される重要な価値です。 世界中から集まった学生で構成される多国籍・多文化のキャンパスで他者と協働する時間は、 未知の世界観を学び、重要な課題に対する問題意識を育む絶好の機会です。 キャンパスはボーダーレスで自主性が尊重される空気に包まれています。

28 キャンパスライフ

キャンパスガイド

テニスコート

バーベキュー エリア

桜並木

修了生の森

体育館

国際大学 研究所

売店

エネルギー センター

教職員寮

本館 ・教室 ・自習室(��時間利用可)

松下図書・情報センター(MLIC) �F:PCルーム(��時間利用可) �F:図書館 深夜�時まで �F:ホール 松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)の 寄付により ���� 年に設立。

PICK UP

・研究室 ・事務室 ・会議室

学生寮 ��時間管理スタッフ常駐

❹ 食堂

昼食と夕食の時間帯で利用可能 ハラールフードにも対応した日替わりメニュー を提供

単身寮���室 世帯寮 ��室

29 キャンパスガイド

奨学金制度

国際大学で学びたいのですが、奨学金への申し込みを 検討しています。修了後、返還が必要ですか?

国際大学では、多くの学生が給付型奨学金を受給しています。 給付型であれば、返還の必要はありません。

もっと多くの日本人に奨学金を 日本国内で返還不要の奨学金を受給している日本人学生はごくわずか。 十分な能力がありながら、経済的理由で進学を断念する日本人は多い。 国際大学は、日本人入学者最大��名の授業料全額を免除するため、中山素平記念奨学金を大幅に拡充。 世界中から集まる仲間と学び、国際社会の舞台を目指す日本人学生を全力で応援します。

中山素平記念奨学金 (給付)

国際大学中山素平記念奨学金は、異文化への理解と共感、また地域社会・日本社会の良き理解者として、国際社会のリーダーとなって活躍すること が期待される学生に奨学金を給付することによって就学を援助し、人材の育成に資することを目的とするIUJ独自の奨学金です。

対象者:私費学生 (国籍、年齢、プログラムを問わず)

Student Voice

学費P.��参照

グレード Nakayama ��� プレミアム

年間授業料 免除 免除

入学金 ��万円減額

生活費/月 ��万円

Nakayama ��� Nakayama �� Nakayama �� Nakayama �� Nakayama �� Nakayama 同窓会 募集時期は入学後

― ― ― ― ― ―

― ― ― ― ―

�割減額 �割減額 �割減額 �割減額

橋本 卓明 国際関係学プログラム 受給奨学金:Nakayama ���

�~��万円 (�年次の�月から 翌年�月までの��か月間)

学費全額免除をいただいているので金銭的 な不安がなく日々の学習に打ち込むことが できています。手厚い経済支援も、IUJの 魅力の�つです。 IUJは有意義な研究と学業生活を送れる環 境です。自信と好奇心を持ってIUJを受験 し、入学してください。

グレード:入試時の成績と志願者の財政状況を勘案して決定 申請可能外部奨学金(貸与):独立行政法人日本学生支援機構奨学金 公益財団法人山口育英奨学会奨学金

奨学金情報の詳細はIUJウェブサイトにてご確認いただけます。 https://www.iuj.ac.jp/jp/admis/scholarship/

30 奨学金情報

入学案内(����年�月入学)

入試日程

修士課程 (国際関係学研究科・国際経営学研究科 共通) 出願締め切り オンライン面接 合格発表日 入学手続締切日 国内居住者 2023年 2月15日 ㈬ 2023年 2月25日 ㈯ 2023年 3月16日 ㈭ 2023年 4月 6日 ㈭ 2023年 3月22日 ㈬ 2023年 4月 4日 ㈫ 2023年 4月20日 ㈭ 2023年 5月12日 ㈮ 2023年 5月 1日 ㈪ 2023年 5月12日 ㈮ 2023年 5月25日 ㈭ 2023年 6月16日 ㈮ 2023年 6月 7日 ㈬ 2023年 6月14日 ㈬ 2023年 6月26日 ㈪ 2023年 7月21日 ㈮

2023年 1月25日 ㈬ 国際経営学研究科 IUJ Mathテスト*受験者のみ。 面接スケジュールは出願 締め切り後に個別に設定 します。 2023年 2月14日 ㈫ 2023年 3月23日 ㈭

2023年 3月17日 ㈮ 2023年 4月11日 ㈫ 2023年 3月17日 ㈮ 2023年 4月11日 ㈫ 2023年 4月21日 ㈮ 2023年 5月14日 ㈰

海外居住者

* 国際経営学研究科 IUJ Math テストの詳細は 2023 年度修士課程学生募集要項でご確認ください。 2023 年度 修士課程学生募集要項・奨学金情報及びオンライン出願登録については本学ウェブサイトをご参照下さい。 https://www.iuj.ac.jp/jp/admis/

博士後期課程 (国際関係学研究科)

出願締め切り オンライン面接 (この期間中に個別に調整) 合格発表日 入学手続締切日

国内居住者 及び 海外居住者 2022年11月18日 ㈮ 2022年 11月24日 ㈭~ 2022年 12月 2日 ㈮ 2022年12月19日 ㈪ 2023年 1月20日 ㈮ 2023年 2月20日 ㈪ 2023年 2月24日 ㈮~ 2023年 3月 3日 ㈮ 2023年 3月20日 ㈪ 2023年 4月21日 ㈮ 2023年 4月20日 ㈭ 2023年 4月 26日 ㈬~ 2023年 5月 10日 ㈬ 2023年 5月22日 ㈪ 2023年 6月23日 ㈮ 2023 年度 博士課程学生募集要項・奨学金情報及びオンライン出願登録については本学ウェブサイトをご参照下さい。 https://www.iuj.ac.jp/jp/admis/

就学必要経費(概算)

学納金 検定料

学生寮費 (LAN 使用料込)(月額概算)

単身寮費 世帯寮*費

39,000円 53,000円

9,000円 5,000円

(国内居住者) (海外居住者)

( *海外からの学生優先。家族と近隣のアパートに入居可能 )

入学金

300,000円

生活費 (月額概算)

授業料 国際関係学研究科 2年制修士課程

光熱水費 食 費

5,000円 30,000円

3,200,000円/年 (国際関係学、国際開発学、公共経営・政策分析、日本・グローバル開発学) 1年制修士課程(国際公共政策) 3,900,000円 博士後期課程(3年制) 1,350,000円/年 国際経営学研究科 2年制修士課程 3,200,000円/年 (MBA、日本・グローバル開発学) 1年制修士課程 3,900,000円 (MBA1年制、デジタルトランスフォーメーション)

教材費 (概算) 国際関係学研究科 国際経営学研究科

30,000円/年 90,000円/年

夏期英語集中講座(IEP)受講料 (オプション) 7月中旬から9月初旬の 8 週間プログラム IUJ入学予定者:企業派遣生 1,000,000 円 私費学生 500,000 円 IEP のみ受講生(企業派遣、私費) 1,200,000 円

奨学金

IUJでは一定の条件を満たす日本人および外国人留学生(原則として私費学生のみ)に対し、給付、貸与奨学金制度を設けて就学支援 を行っています。受給を希望される方は、学生募集要項及び奨学金案内を参照の上、オンライン出願内で申請してください。合格者に は合格通知とともに奨学金審査結果を通知します。

31 入学案内

www.iuj.ac.jp オンライン出願 説明会 オープンキャンパス

info@iuj.ac.jp

025-779-1104

iujpage

iuj_jp

iuj_jp

新潟

長岡

〒���-���� 東京都港区六本木�-��-�� ハークス六本木ビル�F ��-����-���� 東京事務所 〒���-���� 新潟県南魚沼市国際町���番地 ���-���-���� キャンパス

浦佐駅

上越新幹線 「浦佐駅」下車(東口) ・東京より��分 ・新潟より��分 IUJバスにて約��分

東京

����年 �月�日

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